3歳で400冊読破&一人読みデビュー!?
0歳から毎日「日本語+英語」の絵本を読み続けてきた30代母と、絵本大好き息子の記録ブログです。
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絵本といえば、色鮮やかな表紙やかわいらしい絵というイメージですが、今回はモノクロの古典絵本を紹介します。
『THE ABC BUNNY』は、モノクロのイラストと美しい英語のリズムが特徴のアルファベット絵本。
単なるABCの暗記ではなく、うさぎの小さな冒険を通してAからZまで駆け抜けていきます。
お子さんが英語に興味を持ち始めた頃や、いつもと違う絵本を読んでみたいときに、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
『THE ABC BUNNY』ってどんな絵本?
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タイトル:THE ABC BUNNY
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作家名:Wanda Gág(ワンダ・ガグ)
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出版社:Puffin Books
- はじめて読んだ月齢:2歳9か月
この本はタイトルのとおり、AからZまでアルファベットを楽しく学べる絵本です。
主人公のうさぎがとびはねたり、強風にあおられたり、昆虫と出会ったり。
モノクロのちょっとリアルなタッチだけど、主人公のうさぎは動きがたっぷり。
文章も歌のようにリズミカルです。
この絵本に出会ったきっかけ
いつもどおり図書館で絵本パトロールをしていたとき、息子が日本語版の『ABCうさぎ』を持ってきました。
一目見て「なんか古そうな絵だな…」と思って手に取ったのですが、初版はなんと1993年。
とんでもないロングセラーでした。
そして日本語版は2019年に出ていたそうで。
「最近じゃん」と思ったのに気づけばもう6年前。うそだろ。
本そのものとは関係ないのですが、この『THE ABC BUNNY』を借りた日の読書ノートを見たらなんと34冊も読んでいました。
人って一日でそんなに絵本読めるんですね。
息子の集中力に拍手です。
さて、図書館で息子が持ってきたこの『ABCうさぎ』。
「AはApple、BはBunny」という説明調な日本語訳がなんだか親的には解せぬ…となり、せっかくなら原書を借りようと思い探したら、ありました。
さて、家に帰ってページをめくってみると…
読んでみた感想
英語絵本はハードル高そうで意外といける
「アルファベットの絵本だし、楽勝だろう」と油断したのですが、これがけっこう難しい単語が出てくるんです。
古い本だからか、普段あまり見ない単語も多く、読み手側は初見では割と苦労しました。
しかし、息子は1度読んだだけで
A for… B for…
と繰り返し、あっという間にハマってしまいました。
なんという吸収力。
英語は英語で触れたほうがスッと頭に入るんだなあと実感。
私も息子の英語教材を使って一緒にフォニックスの勉強をしていたので、なんとか読めるところは読んで、わからないところはGoogle検索で発音を確認しつつ、どうにかこうにか読み進めました。
英語絵本なんてそんなもんでいいんです。
母国語じゃないんだから最初から完璧を目指さなくてOKです。
モノクロだけど動きがすごい
絵はモノクロで、今どきのカラフル絵本と比べると渋めの印象。
だけど、この絵が不思議と味わい深いんですよね。
英語原作の児童書の挿絵みたいな雰囲気で、どこか懐かしく、でも絵本としてはむしろ新鮮に感じました。
うさぎがとびはねたり、ひっくり返ったり、強風にあおられたり。
色はなくても迫力満点で、ページをめくるたびに「次はどんなことが起こるんだ?」とワクワクします。
息子も一人でページをめくって絵を眺めていました。
どんな色か想像してたりするのかな。
歌のしかけが秀逸
本の最後には楽譜がついていて、絵本に出てくるフレーズを歌にして楽しめます。
韻を踏んだ文章がとにかく気持ちよく、声に出すとすらすら読めてリズムがいい。
一度YouTubeで曲を聞かせたら、息子は完全にハマりました。
ごはんを食べながら「A for Apple~♪」を何回聞かされたかもうわかりません。
ただ、この無限リピートのおかげか、本を返すころにはすらすらと読めるようになりました。
👇歌はコチラから
読み聞かせのコツ
とにかく音読を楽しむ
「A for Apple」「B for Bed」とアルファベットを紹介しながら、短い文章が続きます。
たとえば「F for Frog」の部分は「He’s fat and funny」、その後は「G for Gale !」「H for Hail !」と韻を踏みながら進んでいきます。
単語の読み方さえわかれば、リズムの心地よさを感じてすらすらと読めるようになるはずです。
難しい単語は一緒に調べる
古い絵本なので、親も「これなんだっけ?」となる単語が出てきます。
まあ私の場合、英単語帳をあまり見ないで生きてきてしまったせいかもしれませんが…。
そんな時はGoogle先生の出番です。
検索画面に単語を入力するのもいいですし、アプリだとページを読み取ると英文の上に日本語訳が浮かび上がるというすごい機能もあります。
日本語がわかったからいいや、だけではなく、ぜひ発音もセットで覚えましょう。
この時親だけが聞くのではなく、お子さんと一緒に聴きましょう。
勉強のためはもちろんですが、単純に「子どものほうが耳がよくて吸収力があるから」です。
「わからないことを一緒に調べる」という体験ができるのも、”ちょっと難しい英語絵本”を読むメリットだなと思います。
絵をじっくり見せる
絵がモノクロで細かいので、観察眼が養われます。
モノクロの絵本は令和を生きる子どもたちからしたら新鮮でしょう。
カラーだったらはっきりと「これは何か」がわかりますが、探し絵のような遊び方もできるので、ぜひ隅々まで眺めてみてくださいね👀
こんなご家庭におすすめ
📖英語絵本に挑戦したいご家庭に
ABCとタイトルに入っているから初心者向けかと思いきや、知らない単語も複数出てくるので、親子で一緒に学びながら楽しめます。歌やリズムが心地よいので、英語の楽しさを感じるきっかけに。
📖カラフルじゃない絵本を探しているご家庭に
モノクロでシックな挿絵が特徴です。色がないぶん、子どもが「どんな色かな?」と想像する楽しさがあり、いつもと違った刺激を味わえます。
📖アルファベットを学び始めたお子さんがいるご家庭に
アルファベット表のように単語を羅列しているのではなく、ストーリーの中で自然にAからZを覚えられるのが魅力です。お話の流れに沿って単語を知ることで、記憶に残りやすくなります。
おわりに
『THE ABC BUNNY』は、初見では「渋いな…」と思ったものの、読み始めたらあっという間に息子のお気に入りになった一冊です。
古い絵本だからこその言葉の美しさと、モノクロの挿絵が作り出す独特の世界観。
歌と一緒に読むことで、英語の響きがぐっと身近に感じられる絵本です。
最初から完璧に読めなくても大丈夫。
親も「わからない」を楽しみながら、少しずつ単語を覚えればそれで充分です。
アルファベット絵本の新しい選択肢として、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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