3歳からひとり読み*息子と入学までに絵本1000冊を目指す記録

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『ぼくはいったいなんやねん』レビュー|自分探しに右往左往する銀色の道具が愛おしい一冊

ぼくはいったいなんやねん|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

表紙を見た瞬間に「これ何?」と思う人もいれば、最後まで読んでもわからない人もいるかもしれません。

さわやかな水色の背景に、カレー、ラーメン、お寿司。

その真ん中で「?」の形になっている、銀色の謎のカトラリー。

自分が何なのか分からなくなってしまった道具が、自分探しの旅に出るお話です。

顔がないのに、なぜか気持ちがちゃんと伝わってくる。

岡田よしたかさんの絵本らしい魅力がぎゅっと詰まった一冊を紹介します。

ぼくはいったいなんやねん 絵本 アイキャッチ

『ぼくはいったいなんやねん』ってどんな絵本?

  • タイトル:ぼくはいったいなんやねん
  • :岡田よしたか
  • 出版社:佼成出版社
  • はじめて読んだ年齢(月齢):4歳6か月
  • ページ数:32ページ

★この絵本の魅力まとめ
・顔がないのに感情が伝わる岡田よしたかワールド
・自分探しに苦戦する銀色の棒のとぼけた掛け合い
・関西弁のテンポが癖になるユーモア

👉何歳からがおすすめ?:出版社公式ページでは3歳~。息子の初読は4歳6か月。一人読みと読み聞かせ両方で楽しんでいました。

あらすじ

表紙に描かれた、曲がった銀色の謎のカトラリー。自分が何者か分からなくなってしまい、旅に出ることに。耳かきやくぎ抜き、あみぼうと自分を重ねてみるものの、どれもしっくりきません。たどり着いた一軒の家で、自分の正体は見つかるのでしょうか。

この絵本に出会ったきっかけ

今まで岡田よしたかさんの絵本を何度か読んでいますが、すべて息子に大ヒット。

特に『だじゃれべんとう』はあまりに繰り返し読むので本棚にお迎えしたほどです。

そんなわけで、図書館に行くとなると「岡田よしたかさんの絵本」を検索します。

そして見つけたのがこの絵本。

岡田作品を見つけたらとにかく読む、というのがわが家ルールなので、すぐに図書館で予約しました。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

表紙からもうおもしろい

さわやかな水色の背景に、カレー、ラーメン、お寿司。

その真ん中に「?」マークのようになっている銀色の謎のカトラリーがいます。

棒のように細長い体が曲がって「?」のような形になっています。

表紙カバーの折り返しには、こんな言葉が書かれていました。

みなさん、ぼくが
だれだか わかりますか?
じつは、ぼくにも
わからんのです……。
そんなわけで、
ぼくは じぶんが
なんなのかを
しるために、
たびに でることにしました。

図書館の本には、表紙裏に切り取った帯が貼られていて、そこには岡田よしたかさんのコメントが。

読んでもろたらわかります。

シンプルなのに、この一言でもうおもしろい。

顔がないのに感情が伝わる

岡田よしたかさんがすごいのは、出てくるキャラクターに顔がついていないところ。

食べ物も、道具も、何もかもリアルなそのままの姿で描かれています。

それなのに、ちゃんと「キャラクター」になっている。

動きがあり、感情が見えるのです。

今回もただの銀色の棒なのに、折れ曲がってうなだれたり、汗が噴き出したり、音符がついて楽しそうになったり。

何を考えているのかがちゃんと分かります。

この表現力は、どの作品を見てもいつも驚かされます。

自分探しの旅で右往左往

今回の主役は「銀色の謎の棒」

自分が何かわからないので旅に出ます。

自分に似ていると思った耳かきが話しかけてきても、

ええー、こんなんで みみかきしたら けがするで

くぎ抜きに会えば、

ええー、こんなん ようぬかん

あみぼうには、

ええー、こんなん むりや

序盤からもう苦戦しています。

いやいや、ぼくは ぜったい なにかを
たべるときに つかうもんや。

そう思って旅に出ても、ラーメンもお寿司もうまく食べられません

やがて一軒の家にたどり着いて…その先はぜひ本編で。

ぼくの正体、実はわが家にいました

表紙を見たらわかる人はわかると思うので、ネタバレになってしまうのですが、正体をお知らせします。

カニフォークです。

実は、私は小さいころからずっとカニが苦手。なので上手に使えません。

そもそも高級食材であるカニを食べる機会もほぼありません。

だけどいま、カニフォークが手元にあります。

夫が北海道生まれ北海道育ちで、実家では毎年カニを食べていたからだそうです。

『ぼくはいったいなんやねん』の表紙を見て、これはなんだろう?と息子と話しながら読み進め、正体が分かったところで息子に実物を渡してみると、嬉しそうに本と見比べていました。

「本が傷付かないように」という念を押してから渡しましたが、優しく本の上に乗せて、歩かせたり寝かせたりと、本の1ページ1ページを実物のカニフォークと一緒にたどっていました。

馴染みがない家庭もあるかもしれませんが、だからこそ「これは何!?」と一緒に考えながら、主人公と同じ気持ちで読み進めるのも楽しめそうです。

 

何歳から楽しめる?

出版社公式ページでは3歳~とされています。

わが家では息子が4歳6か月の時に初めて読みました。

岡田よしたかさんの絵本はこれで6冊目なのもあり、関西弁にはかなり慣れてきた様子。

今回は2冊まとめて借りてきたこともあり、読み聞かせが終わってからしばらくはエセ関西弁をずっとしゃべっていました。

読み聞かせのコツ

関西弁のテンポを大事に

セリフの多くが関西弁で書かれているので、そのテンポやイントネーションを意識して読むと、より面白さが伝わります。

最初はぎこちなくても、読んでいるうちにこちらもだんだん乗ってきます。

正体は焦らず一緒に考える

「これは何のキャラクターだろう?」と親子で予想しながら読み進めるのがおすすめです。

実物があれば、本と見比べてみるのも盛り上がります。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖岡田よしたかさんの絵本が好きなお子さん

顔がないのに感情が伝わる独特のタッチは、他の作品にも共通する魅力です。一冊気に入ると、他の作品にも自然と手が伸びます。

📖言葉遊びやユーモアが好きなご家庭

とぼけた関西弁のやりとりが随所にあり、読み聞かせの声色を工夫する楽しさもあります。親子で笑いながら読める一冊です。

📖身近な道具に興味があるお子さん

カニフォークという少し馴染みの薄い道具が題材になっているので、実物を見せながら読むとより理解が深まります。知らない道具との出会いも楽しめます。

おわりに

顔がないのに、ちゃんと気持ちが伝わってくる。

岡田よしたかさんの絵本には、いつもそんな不思議な力があります。

今回の主人公は銀色の謎の棒。

自分が何なのか分からず右往左往する姿が、読んでいるこちらまでそわそわさせてくれます。

自分探しというテーマですが、終始笑いが止まりません。

正体がわかる人とそうじゃない人で違った楽しみ方ができるのも面白い一冊です。

👇息子が気に入りすぎて、結局後日購入した岡田よしたかさんの絵本

『だじゃれべんとう』佼成出版社

📘今回紹介した絵本はこちら

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📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
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4歳半ごろまでに800冊以上の絵本に出会い、
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kodomoe(コドモエ)2026年10月号レビュー|特集・見どころ・親子で読んだ感想

kodomoe(コドモエ)2026年10月号本誌レビュー|1か月の献立特集や絵本情報を紹介

子育て世代に大人気の絵本情報誌『kodomoe(コドモエ)』。
毎号の付録や特集が豪華で、発売日を楽しみにしている読者も多い雑誌です。

私自身も以前から何度も本誌の魅力についてブログで語ってきましたが、2025年8月号からは念願の【定期購読】をスタートし、発売日に近いタイミングで自宅に届く安心感とワクワクを味わえるようになりました。

せっかく定期購読を始めたので、2025年10月号から毎号の本誌や付録の感想を「最新号レビュー」として投稿することにしました!

読者の皆さんと一緒に、この雑誌を楽しむ記録を残していけたら嬉しいです。

👇前号(2026年8月)のレビューはこちら!

【前編】付録レビュー / 【後編】本誌レビュー

kodomoe コドモエ 2026年10月号 アイキャッチ

前回は付録レビューをお届けしましたが、本誌を読み終えたので、
今回は本誌の特集や読みどころをたっぷりご紹介します!

👇2026年10月号の付録について語るレビュー前編はこちら!

【巻頭大特集】ぜ~んぶ使い切り! 1か月献立

今月号の巻頭特集は「1か月の献立」。

全然絵本じゃないのですが、これがとってもおもしろくて。

ご飯って毎日食べなきゃいけないけれど、作っている最中よりも「献立作り」がめんどくさいなと私は思うんです。

これは使い切れるのかとか、そういえば一昨日も同じようなメニューだったなとか、ハンバーグにしようと思ったら園の献立と被ったとか……。

最近よく言われる「見えない家事」のひとつなんじゃないかなと。

そして、この特集では1週間ごとの買い物リストと一緒に、その買い物と常備材でできる主菜・副菜・汁物のメニューを5日間分ずつ出してくれるという親切設計。

子ども向け雑誌ということもあり、辛くない麻婆茄子やヤンニョムチキンがあるのもポイントです。

レンチンだけでできる副菜や、冷凍野菜を使ったおかずカタログなど、簡単で美味しいアイデア料理がたくさん!

しばらくは夕飯を悩まなくて済みそうです。

夢眠ねむの絵本作家に会いたい!(阿部結さん)

今回は、阿部結さん。

お恥ずかしながら名前を存じ上げない方で、このコーナーで初めて知った作家さんでした。

と、思ったら『どろぼうジャンボリ』の方でした。ずっと気になっていた絵本。

なんと、デビューから6年で10冊以上の絵本を刊行しているそうです。

『どろぼうジャンボリ』の制作秘話も載っていて、ますます読みたくなりました。

 

ノラネコぐんだんNEWS

なんと、新作の情報が出ました

『ノラネコぐんだん クリスマス』が2026年11月2日に発売されるそうです!

コドモエの付録絵本で先に出ると思っていたので、まさかのサプライズに動揺しています。

トートバッグ付きの限定版も発売されるようです。かわいすぎる……。

そして、新刊発売に合わせて全国の書店でイベントも開催するようです。

そういえば、おととしイベントに行ったころはまだ既刊を読破してなくて、未読の2作品を買ったなあなんて思い出しました。

シリーズを読み進めてきたなかで、初めて新刊を買う機会になるので、ネットで予約購入するか書店のイベントに行くか迷います……!(北海道は新刊の入荷が遅いのです……泣)

親子でノッてこ♪ 音とリズムであそべる絵本

先日ご紹介した『DJうんち』を筆頭に、韻やリズムでことば遊びを楽しむ絵本が紹介されています。

3歳以上におすすめな絵本が多いですが、0歳から楽しめる『ぽんちんぱん』も!

リズム絵本は、読んでいる親の方がどんどんノリノリになってきます。

「リズムとか音楽とか苦手で…」

という方もご安心を。単調に読んでも、文章をそのまま読むだけでリズムが生まれるのがリズム絵本の良さです。

特に『ぽんちんぱん』は文字が跳ねるように配置されているので、それを追っていくだけで自然と声も跳ねていきます。

そして「文字を認識したお子さん」にもおすすめ。同じ文字の繰り返しの楽しさを知ったり、違う文字なのに母音が一緒だと、響きも一緒になることに気付いたり。。

長く楽しみながら、成長と共に触れ合い方が変わっていくのもリズム絵本の楽しいところです。

他にも絵本情報たくさん!

特集ページ以外にも、季節の絵本や書店員さんオススメの絵本、今回の付録絵本の作者さんのインタビューなど、絵本に関する情報ももちろんたくさん詰まっています。

対象年齢やあらすじ、ものによっては一部内容の見開きが掲載されているものも。

絵本情報誌ならではのわかりやすい紹介で、「これも読んでみたい!」がどんどん増えていきます。

今月号も気になる絵本ばかり。

絵本ナビの磯崎さんがおすすめの絵本を紹介する「”いくつのえほん”相談室」も掲載されていました。

モヤモヤ感情と向き合う3冊、対象年齢が近く、最近親子でハマっているヨシタケシンスケさんの『ころべばいいのに』はぜひ借りたいと思っています!

次号は2026年11月2日(月)発売予定!

2026年12月号の付録も豪華ラインナップ!

  • ノラネコぐんだん おでかけでかトート
    たっぷり入るビッグサイズ! ノラネコ全員集合で激カワ!

  • 別冊32P絵本 「あたまがカレーライス」 聞かせ屋。けいたろう/文 青山友美/絵
    いちろうの頭が、ある日突然……!? 抱腹&満腹! スパイシー絵本

  • とじこみ付録 ノラネコぐんだん カレンダー 2027 工藤ノリコ
    B5サイズ16P! スケジュールも書き込みやすい!

昨年も届いたノラネコぐんだんのトートバッグ。今年の柄もとってもかわいいです。

園や習い事など、お着換え袋をはじめ持っていくものが結構多いので、通い先に合わせていくつかバッグを持っているとめちゃくちゃ助かるんですよね……!

そして、今年もノラネコのカレンダーがついてきます。今回で3冊目のカレンダーになります。時が経つ速さにびっくりです。

そして、息子が「これ読みたい!」と誌面を指さして興味津々なのが『あたまがカレーライス』。

聞かせ屋。けいたろうさんは、今までにも『きょうりゅうかくれんぼ』『まいごのたまご』の翻訳や、文章を担当している『どうぶつしんちょうそくてい』などでハマっている作家さんなので、私も楽しみです。

巻頭大特集の「絵本スイーツ」も気になります!

まとめ

今回はレシピ本かな?というぐらいのボリュームがある料理系の企画が楽しめる一冊でした。

ユニクロとGUで叶う着回しコーデの紹介もあって、ファッションも夕飯づくりも1か月分まるごと提案してもらえる盛りだくさんの内容でした。

もちろん、絵本情報もたくさんあり、また「読みたいリスト」が増えていきました。

読んだ本は少しずつレビューとして出していく予定なので、気になる方はぜひ読者登録お待ちしております✨

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📚 『kodomoe』(コドモエ)が好きすぎて、こんな記事も書いています。

▶ 『kodomoe』の魅力を語り尽くした前後編レビュー

【前編】付録絵本の魅力を徹底紹介

【後編】本誌の魅力を徹底紹介

▶ 定期購読のやり方

申し込み方法・届くまでの日数・実際に届いた様子を写真付きで紹介

▶定期購読1年完走レビュー

実際に定期購読を一年間やってみて、更新した理由を紹介

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📚わが家の絵本記録について

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kodomoe(コドモエ)2026年10月号レビュー|絵本『はらぺこワニ』『てんさいパンだ』、 付録『ノラネコぐんだん』ABCカード

kodomoe(コドモエ)2026年10月号レビュー|付録絵本2冊とノラネコぐんだんABCカード

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 【前編】付録レビュー / 【後編】本誌レビュー

kodomoe コドモエ 2026年10月号 アイキャッチ

【定期購読2年目突入】発売日から何日後に到着する?

定期購読を始めてから、前回の2026年6月号でちょうど1年。

2025年8月号からスタートしたkodomoeの定期購読ですが、付録絵本や特集の満足度が高く、結局そのまま継続することにしました。

人気の号でも毎月確実に届く安心感は大きく、絵本好きのわが家にはぴったりだったと感じています。

定期購読での受け取りは今回で8回目。

初回は発売日以降の登録だったので、申し込みから到着まで10日。

2回目は発売日から3日後、3回目は当日、4回目は実家に届けようとしてうまくいかず少し遅れ、5回目は2日後、6回目は発売翌日。

更新後1回目は2日後、今回は発売翌日に届きました。

ポスト投函になるか玄関先への配達になるかは、そのときの厚みや配達員さんによって変わるようです。

kodomoe 2026年10月号の付録の内容は?

今回の付録も豪華3点セット。

  • 別冊32P絵本 『はらぺこワニ』文:高畠じゅん子 絵:カワダクニコ

  • 別冊24P絵本 『てんさいパンだ』 MICAO
  • とじこみ付録 『ノラネコぐんだん』ABCカード 工藤ノリコ

それでは、さっそくそれぞれの感想を紹介していきます。

付録①『はらぺこワニ』文:高畠じゅん子 絵:カワダクニコ

kodomoe2026年10月号付録『はらぺこワニ』表紙

カラフルなイラストがかわいい表紙

主人公は引っ越してきたばかりのワニ。お腹が空いたので、道行く人にグルメ情報を訪ねて回りますが、だんだん動物たちがおいしそうなおにぎりやからあげに見えてきて…?

たしかに「この動物はこの食べ物にそっくり!」というイラストがたくさん出てきて、思わず笑ってしまうストーリーです。

文章の量は少し多めですが、セリフも多くテンポが良いので、3歳ごろから楽しめそうだな、という感覚です。

5歳息子の反応

まずは、一人読みで楽しんでしました。

かわいい!と感想を言ったり、ところどころ笑い声が聞こえたり。

ワニのゲイリーが、公園にいるみんなが食べ物に見えてしまうシーンでは、ひとつひとつの食べ物の名前を声に出し、私に向かって読み上げながら笑っていました。

付録②『てんさいパンだ』 MICAO

kodomoe2026年10月号付録『てんさいパンだ』表紙

細かすぎる刺繍にいつも圧倒されるMICAOさんの作品

『ひみつのはなび(付録版タイトル:あるなつのよるに)』で、初めてMICAOさんと出会ったわが家。

息子がなぜか『あさのしかく』と言って気に入り、何度も読み返したそんなMICAOさんの新しい絵本ということで、届くまでずっと楽しみにしていました。

表紙からぐうたらしているパンダはかわいく、そしてなんだか親近感がわきます。そしてもちろんパンダも、周りの食べ物もみんな刺繍です。

かわいい子パンダかと思えば、そうではないようで、

「もう いいかげんに はたらきなさい」

と、おそらく両親と思われるパンダから告げられ、家を追い出されます。2ページ目でもう急展開。

そして何をやっても上手く行かないのですが、ある才能を見つけて……?

「パン×関西弁のキャラ」という、わが家の息子にむけて描いてくれたんじゃないかと思ってしまう作品。

見開きいっぱい32種類のパンたちが全部刺繍なんて、何度読んでも信じられないのですが、どう見ても刺繍なのです。 

文章の量は『はらぺこワニ』と同じぐらい。今回の絵本はどちらも3歳ごろからの「おはなしえほん」に慣れてきた子向けかな、と感じました。

5歳息子の反応

こちらもまずは一人読み。コッペパンが大量に並ぶシーンは予想通り気に入り、ひとつひとつメニューを読み上げ「全部食べたい!」と言いながら楽しんでいました。

全部糸と布で作っているんだよ、と教えると「え!すごーい!」と驚いていました。

付録③とじこみ付録 『ノラネコぐんだん』ABCカード 工藤ノリコ

kodomoe2026年12月号 付録 ノラネコぐんだんABCカード

いろいろな遊び方ができるABCカード

工藤ノリコさんの絵で描かれたかわいいカード。

英単語と読み方のカタカナが併記されているものと、アルファベットと日本語訳が併記されているものの二種類あり、枠の色で大文字と小文字に分かれています。

カードをならべてみたり、フラッシュカードとして使ったり、カルタとしても遊べるようです。

今まで読んできた作品の1シーンもあり、眺めているだけでも楽しい気分になります。

5歳息子の反応

切って並べたものを置いておくと、「それなあに?」と興味津々。

試しにカタカナ読みの部分を隠して前に出してみると、全部単語を読めました。

0歳のころから英語のDVDを見たり、絵本を読んだりしてきたので、その積み重ねもあるのかもしれません。

それにしても、いつの間にこんなに読めるようになったんだろう……と、親としてちょっと感動しました。

問題なく読めたので、次は親子でカルタ取りをやってみようかなと思っています。

【次回予告】本誌の内容は数日後にレビュー予定

まだ本誌は現在読んでいる途中なので、数日後に特集記事の感想をじっくり紹介予定です。

今回はいたずらっぽい表情のノンタンが大きく描かれていて、とってもかわいい表紙です。

気になっている特集はこちら!

・ぜ~んぶ使い切り!1か月献立 買い物リストつき

・夢眠ねむの絵本作家に会いたい! 阿部結さん

・親子でノッてこ♪ 音とリズムであそべる絵本

などなど、どれも気になるテーマばかりで、読むのが楽しみです!

👇本誌内容のレビューも更新しました!

📘今回紹介した雑誌はこちら

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定期購読も2年目にはいりました。

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📚 『kodomoe』(コドモエ)が好きすぎて、こんな記事も書いています。

▶ 『kodomoe』の魅力を語り尽くした前後編レビュー

【前編】付録絵本の魅力を徹底紹介

【後編】本誌の魅力を徹底紹介

▶ 定期購読レビュー

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▶定期購読1年完走レビュー

実際に定期購読を一年間やってみて、更新した理由を紹介

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📚わが家の絵本記録について

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『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』レビュー|932種類の料理にびっくり!何度も探したくなる絵本

はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

ページをめくって固まりました。

目に飛び込んできたのは、見たことのない密度の料理、料理、料理。

『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』は、932種類もの料理の中から間違い料理を探す圧巻の絵探し絵本です。

今回はkodomoe(コドモエ)2026年4月号の付録としてわが家にやってきた絵本が書籍化したとの情報をキャッチし、急いで記事を書きました。

はなまるレストラン 絵本 アイキャッチ

『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』ってどんな絵本?

  • タイトル:はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!
  • :やまもとしんじ
  • 出版社:白泉社
  • はじめて読んだ年齢(月齢):4歳6か月
  • ページ数:24ページ

★この絵本の魅力まとめ
・932種類の料理が飛び出す圧巻の描き込み
・盛り付けロボット、ノッケの大失敗から始まる探し絵
・付録版だからこそ味わえる先取りの物語

👉何歳からがおすすめ?:出版社公式の対象年齢は記載なし。息子の初読は4歳6か月。探し絵の難易度は少し高めですが、夢中になって探していました。

あらすじ

オープンを明日に控えた「はなまるレストラン」ではたらくノッケ。試食に来るはなまるかいちょうから電話がきて焦っているうちに、たくさんの“まちがいりょうり”ができてしまいました。会長が来る前に、ぜんぶ見つけられるかな?

この絵本に出会ったきっかけ

もともと『スーパーマーケットはなまる』が気になっていて、図書館で少しだけ読んだことがありました。

後日なんと付録絵本として続編が届き、家でゆっくり親子で楽しむことができました。

カラフルでポップな表紙にワクワクしながらページを開くと、圧倒的な描き込み量。

これは「ゆっくり眺める」のではなく「本気でじっくり探す」絵本だと、すぐに分かりました。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

表紙から始まっている、こだわりの物語

付録版は、表紙からすでに物語が始まっています。

真っ赤な屋根に、赤や黄色、水色のカラフルな窓枠。

大きく描かれた建物を開くと、こんな一文が待っています。

オープンを あすに ひかえた はなまるレストラン。
もうすぐ はなまるかいちょうが すべての りょうりの ししょくに やってきます。

厨房ではロボットたちが忙しそうに料理を仕上げていて、その中に盛り付けロボットの「ノッケ」がいます。

会長から進捗を確認する電話が来て焦っていたノッケは、さくらんぼの叫びであることに気付きます。

おいらを ここにのっけないで~!

なんと、電話をしている間に盛り付けを大量に間違えてしまっていたのです。

グルメな会長が満足しないとオープンできない。会長が来るまでに間違い料理を探し出すのが、この絵本のミッションです。

練習ページから一転、絶望に変わる本番

最初はひとつのテーブル、10種類の料理から5つの間違いを探す練習ページ。

ここは間違い料理に花丸がついていて、すぐに見つかります。

パフェに長ネギ、ミートソーススパゲティの上にスイカ、ハンバーグにバナナ。

「これはとんでもないことになっている」と笑いながらページをめくると、そこからが本番でした。

まずは やさいりょうりです。
ノッケの まちがいりょうりを さがしましょう。

見開き一面に広がる、色とりどりの料理たち。

「この中から探すの……?」と、思わず声が出ました。

932種類の圧巻の描き込み

せっかくなので、出てくる料理を数えてみようとしましたが、見開き半分であきらめました

あきらめた時点で30皿以上あって、それでも1ページ分すら数えきれていません。

それもそのはず、書誌情報によると一冊の中に描かれている料理は932種類。

そんな中から見開きあたり5つの間違いを探すので、大人でも初見でパッと見つけるのは無理でした。

寝かしつけ前になんとなく開いたら全然眠れる気配がなくて、一旦終了して別日に再開したほどです。

とにかく熱中できるので、長距離移動なんかにもおすすめです!

料理ひとつひとつに表情がある

やさい、かいせん、おにく、どんぶりと、テーマもさまざま。

料理ごとに森や貝殻、遊園地など背景の装飾まで変わっていて、とにかくユニークです。

そして料理にはすべて、まゆげと目と鼻と口がついていて、ちゃんと表情があります

息子は、

この子はまちがいに気づいてないね

なっとうがおちちゃってる!

と、細かい部分まで観察して楽しんでいました。

探し終わっても、「この料理はなんだろう」「どれが食べてみたい?」と会話が広がっていく一冊です。

作者インタビューで見えた制作秘話

今作も食に関する内容にしようということは決まっていたようですが、なぜレストランにしたのかについて、作者さんが語るインタビュー記事がおもしろかったので内容を紹介させてください。

『スーパーマーケットはなまる』が人気のお店になれた時、現実の会社だと次はどう展開するだろうと考えました。きっとレストラン経営に手を出すのでは!?と思い、レストランを舞台にしました。

kodomoe(コドモエ)2026年4月号より

会社の展開として考えるという発想がおもしろくて、記事を読んで思わずフフッと笑ってしまいました。

そして前作の倍近い制作期間となる、10か月の時間をかけて完成した作品なのだそうです。

探す楽しみについても、こんな言葉を残されていました。

探す楽しみのほかに、たくさん描いた料理が何の食材から作られていて、どんな味がするのかなど、それぞれの楽しみ方で興味を持ってもらえると嬉しいです。

ひとつひとつの食べ物がとにかく丁寧に細かく描かれているので、食育にもおすすめの一冊です。

何歳から楽しめる?

出版社公式の対象年齢は記載がありませんでした。

息子は4歳6か月で初挑戦。

探し絵の難易度は正直高めです。

それでもヒントを出しながら時間をかけると、ちゃんと見つけられていました。

母より先に見つけるものもあったほどです。

難しすぎてやる気がなくなるということはなく、最後までしっかり集中して取り組んでいました。

読み聞かせのコツ

時間があるときにゆっくりと

1回で全部を見つけようとしなくて大丈夫です。

とにかく時間があるときにゆっくりじっくりと、がこの絵本には合っています。

「今日はここだけ!」と1つずつ進めていくのもありです。

長距離移動の車内や電車の中など、時間がたっぷりある場面で開くのがおすすめです。

ヒントを出しながら一緒に探す

大人でも初見でサクッと見つけるのは難しいレベルです。

「このへんに何かいるかも」とヒントを出しながら進めると、子どももあきらめずに探し続けられます。

見つけた瞬間の「あった!」という声、何度聞いても嬉しくなります。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖探し絵が好きなお子さん

932種類という圧倒的な物量の中から間違いを探すので、じっくり観察するのが好きなお子さんにぴったりです。見つけた時の達成感も大きい一冊です。

📖じっくり時間をかけて絵本を楽しみたいご家庭

1回で終わらせず、何度もページを開いて少しずつ探し進められます。長距離移動や休日など、時間に余裕がある時間帯にもおすすめです。

📖食べ物や食育に興味があるご家庭

描かれている料理はどれも個性豊かで、名前や食材について会話が広がります。作者さんも料理への興味につながればと語っていて、遊びながら食育にも触れられます。

おわりに

『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』は、932種類の料理が詰め込まれた圧巻の探し絵絵本でした。

今回はひと足先に付録版で出会いましたが、書籍版でも同じ熱量で楽しめるはずです。

カラフルでポップなイラストに癒されながらも、大人の私も息子と一緒に本気で絵探しに集中してしまう一冊でした。

何回読んでも、いつも初めて見たような気持ちで必死に探してしまいます。(記憶力の衰えのせい?)

ぜひ親子でヒントを出し合いながら、レストランの危機を救ってあげましょう!

🔍圧倒的な描き込みの絵探しを楽しみたい方にはこちらもおすすめ

総勢1,700匹の猫から探し出せ🐱😼😿

『100ぴきかぞく』古沢たつお/大日本図書

📘今回紹介した絵本はこちら

***

📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳ごろからはひとり読みもスタートしました。

4歳半ごろまでに800冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

「どんな絵本を選べばいい?」
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『てんぐ、はなをかむ。』レビュー|ページをめくるたび意味が変わる同音語絵本

てんぐ、はなをかむ。|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

ひらがなだからこそおもしろい!

「てんぐ、はなをかむ。」

同じ文章なのに、ページをめくると意味が変わる。

思わず親子で笑ってしまう同音語の世界が広がる絵本です。

てんぐ、はなをかむ。 絵本 アイキャッチ

『てんぐ、はなをかむ。』ってどんな絵本?

  • タイトル:てんぐ、はなをかむ。
  • :平田昌広
  • :平田景
  • 出版社:国土社
  • はじめて読んだ年齢(月齢):4歳6か月
  • ページ数:32ページ

★この絵本の魅力まとめ
表紙から同音語の世界に引き込まれるおもしろさ
・ページをめくると意味が変わるしかけの楽しさ
・クイズ形式にして難易度を上げて何度でも楽しめる

👉何歳からがおすすめ?:公式対象年齢は小学校低学年から。息子の初読は4歳6か月。入れ替えのルールも最初のページに書かれているので、未就学児でも楽しめました。

あらすじ

「ぱんつくったよ。」に続くことば遊び絵本第2弾。同じ音でも意味が異なる同音語をテーマに、てんぐが鼻をかむ場面や、キャベツを着る(切る)お姉さんなど、言葉の響きと意味のズレをユーモラスに描いた絵本。ページをめくると意味が変わるしかけで、言葉の面白さを楽しめます。

この絵本に出会ったきっかけ

帰省先でドライブをしていた時に、キッズスペースで見つけた『ぱんつくったよ。』に大ハマりした息子。

ことばあそび絵本としてシリーズ展開をされていることを知り、図書館で『すごいたいじゅうでうごきません。』を借りてみたらこちらも大ヒット。

せっかくなので、シリーズを一作ずつ借りてみることにしました。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

表紙から広がる同音語の世界

まず表紙がおもしろく、てんぐが大切な扇子を投げ出して鼻をかんでいます。花粉症でしょうか。

今回のテーマは「同音語」

表紙裏の見開きには「さがしてみよう」というコーナーがあり、鶴と釣る、蜂と八、鮭と酒などのイラストが描かれています。

息子はこのクイズページにハマり、なかなか本編に入りませんでした。

ページをめくると意味が変わる仕掛け

タイトルページでは、鼻をかんでいたてんぐがマスクを着けていますが、やっぱり鼻水がとまりません。

おなじ読みかたでも、意味がちがうことばを同音語といいます。

という説明に、ティッシュで鼻をかむてんぐと、別のてんぐに鼻を嚙まれているてんぐのイラストが添えられています。

最初の文章からページをめくると、同じ言葉でも意味が変わった部分が赤文字で書かれていて、ゆっくり読むとより楽しめます。

息子のお気に入り「キャベツをきるよ。」

息子のお気に入りは、

おねえさんが キャベツを きるよ。

のページ。

切るよが着るよに変わり、お姉さんがキャベツを身にまとってフラガールのような衣装になります。

あまりに気に入ってしまい、夫がキャベツを切っていた時に

おとうさん、キャベツ着て!

とリクエストしていましたが、さすがに現実にはなかなかできません。

最後まで続く言葉遊びのオチ

奥付ページではてんぐたちが「花を噛んで」います。

タイトルの「かむ」が説明で使われていたのに、最後は「はな」の意味も変わっているというオチ付きです。

 

何歳から楽しめる?

公式対象年齢は小学校低学年から

息子は4歳6か月で読みましたが、イラストのインパクトのおかげか大爆笑。

文字の見た目が変わらないので一見難しそうに見えますが、イラストで意味がわかるので一人読みでも楽しめていました。

本編に入る前にわかりやすいルール説明があるので「文法」という言葉を知らなくても、言葉のおもしろさを自然に学べるのもうれしいです。

読み聞かせのコツ

変化する赤文字をゆっくり読む

赤文字の部分を少し強調して読むと、ページをめくった時の変化がより伝わりやすく、息子も意味の違いに気づきやすい様子でした。

クイズページから一緒に楽しむ

表紙裏の「さがしてみよう」コーナーに息子が夢中で、毎回絵探しが終わってから本編に入っていました。

本編の練習にもなるので、ぜひ挑戦してみてください。

ページめくりのタイミングを大切にする

意味が変わる瞬間が一番盛り上がるので、息子の表情を見ながらゆっくりめくるようにしていました。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖ことば遊びが好きなお子さん

同じ文字なのにまったく違う意味になるという「ことばのおもしろさ」が詰まった一冊です。読み終わった後に他の同音異義語を一緒に語り合うのもおすすめ。

📖クイズや探し絵が好きなお子さん

表紙裏の「さがしてみよう」コーナーは、本編の練習にもなります。文字だけではなく、わかりやすいイラストを見ながら自然と同音異義語を学べます。

📖シリーズものが好きなご家庭

『ぱんつくったよ。』『すごいたいじゅうでうごきません。』など、言葉にまつわるテーマの絵本がたくさん。全部同じ構成なので、一つハマれば、他の作品も楽しめる可能性が高いです。

おわりに

同音語の面白さを親子で一緒に味わえる一冊でした。

現実にはあり得ない展開でも、イラストのおかげで息子はすぐに意味を理解し、毎回大笑い。

読み聞かせにも一人読みの練習にも取り入れやすい作品だと感じました。

シリーズの別作品も順番に読んでいるので、今後も少しずつ紹介していきます。

👇同じシリーズの作品はこちらから

区切る場所で意味が変わる『ぱんつくったよ。』

助詞で意味が変わる『しろがくろのパンダです。』

入れ替えで意味が変わる『すごいたいじゅうでうごきません。』

📘今回紹介した絵本はこちら

***

📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳で400冊以上を読み、ひとり読みもスタートしました。

4歳になってから昨年末までで700冊以上の絵本に出会い、
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『おさるのれっしゃ』レビュー|「キップはバナナ!」シュールな笑いがクセになる列車絵本

おさるのれっしゃ|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

「キップは バナナ!」

そう叫ぶのは、おさるの車掌。

バナナを切符代わりに集める列車なんて、聞いたことがありますか?

牛窪良太さんらしいシュールな発想が光る一冊です。

「電車に乗ったサルが、バナナのキップを集める」それだけの話なのに、読み終わってまた最初から読みたくなってしまう。

笑いながら読んで、読んでまた笑う。

そんな一冊に出会ってしまいました。

おさつのれっしゃ 絵本 アイキャッチ

『おさるのれっしゃ』ってどんな絵本?

  • タイトル:おさるのれっしゃ
  • :牛窪良太
  • 出版社:アリス館
  • はじめて読んだ年齢(月齢):4歳6か月
  • ページ数:32ページ

★この絵本の魅力まとめ
・バナナがキップというシュールで愉快な設定
・繰り返しなのに飽きない、号車ごとの仕掛け
・リアルなのにコミカル、細部まで楽しいイラスト

👉何歳からがおすすめ?:公式3歳~。息子は4歳6か月で読みましたが、一人でもすぐに読み始めるくらいのめり込んでいました。

あらすじ

おさるのれっしゃのキップは、バナナ。車掌さんは客車をまわって、お客さんからキップを集めていきます。1号車にはクマとパンダ、次の車両にはシカやヤギ…と車両ごとにユニークなお客さんが登場します。繰り返しの展開の中にハプニングもあり、そして集めたバナナの行方は?読んでからのお楽しみです。

この絵本に出会ったきっかけ

以前、牛窪良太さんが描いた『ムシてつ』という鉄道絵本に息子が大ハマりしていて、虫が苦手な私も楽しく読んだ記憶がありました。

牛窪良太さんの絵本との最初の出会いは、コドモエの付録絵本『ピザとも』

これもまた親子で大ハマりしました。

今まで読んだのが二つともコドモエから生まれた絵本だったので、SNSで作者さんが他の出版社からも絵本を出していると知り、手に取ったのがこの『おさるのれっしゃ』でした。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

表紙から、もう楽しい

鮮やかな黄色い木造の列車と、そこに乗り込むサルたち。

リアルタッチなイラストなのに、どこかコミカル。

「どんな話なんだろう」というワクワクが、表紙だけで全部伝わってきます。

開くとすぐに、タイトルページにおさるの車掌が大きな声を上げているイラストが登場します。

つぎの しゅっぱつは、おさるの れっしゃ!
キップは バナナ! キップは バナナ!
おさるの しゃしょうの こえが、ホームに ひびきます。

キップはバナナ。

回収するのも大変そうだし、みんな持ってくるのも大変そう。

それでもサルだから妙にしっくりくるのがおかしいところです。

動物の特徴を生かした配置が笑える

列車が出発すると、車掌はキップを集めに客車へ向かいます。

1号車のお客さんはクマとパンダ。みんなしっかり手にバナナを持っています。

そのページに書かれているのが、

1ごうしゃの おきゃくは、しろ、くろ、しろ、くろ、しろくろの。

白と黒のクマが交互に並んで、最後は「しろくろ」のパンダ。

テンポの良い文章と、リアルなタッチでちょっとシュールなイラストが合わさった瞬間に、じわじわと笑いがこみ上げてきます。

息子も声を上げて笑っていました。

次の車両は

つの、つの、つの、つののうえにつの。

とシカやヤギが並び、一番後ろのヤギのつのにはカブトムシがいたり…。

繰り返しの中に、毎回ちゃんとした仕掛けがある。

それが飽きさせない理由です。

キップ(バナナ)の行方は?

こうして号車をまわりながらどんどんバナナを集めていく車掌さん。

途中でハプニングが起きたりもして、繰り返しの展開なのにまったく飽きません

集めたバナナが最後どうなるのかは、ぜひ本編でお楽しみください。

オチを知ってから読み返すと、また違う楽しさがあります。

発想力に毎回やられる

電車に乗ったお客さんからキップを集めるだけ。

それだけのことなのに、なんでこんなにおもしろくなるんだろう。

牛窪良太さんの絵本を読むたびに、発想の豊かさに驚かされます。

『ピザとも』や『ムシてつ』のような細かい文字や小ネタがびっしりのタイプではなく、書いてある文章だけでシンプルに進んでいくので、小さいお子さんでも読みやすい一冊だと思います。

 

何歳から楽しめる?

公式の対象年齢は3歳から。

息子は4歳6か月で初読。

もともと牛窪良太さんの作品が大好きなので、手に取るなりすぐ一人で読み始めました。

親に持ってきて読み聞かせをするときも、ところどころ爆笑しながら最後まで集中して聞いていました。

繰り返しの構成なので、テンポよく読み進められます。

3歳くらいから十分楽しめると思いますが、文章と絵の対応に気づく面白さは、言葉への理解が進んできた4歳前後からより深く刺さる印象です。

読み聞かせのコツ

車掌の声は大きく元気に

冒頭のアナウンスシーンは、声に張りを出すと雰囲気が出ます。

「キップは バナナ!」のところを大きめに読むと、一気に絵本の世界に引き込めます。

元車掌の私は、しっかり仕事モードで読み上げたら息子が喜んでくれました。

「しろ、くろ…」「つの、つの…」はテンポが命

各号車の描写は、リズムよく読むのがポイント。

テンポよく歌うように読んでみたり、逆に単調にサクサク読んでみたり。

読むたびにリズムを変えてみるのも楽しそうです。

ページをめくる前に「何がいるかな?」

号車ごとにどんなお客さんが乗っているか、めくる前に予想させてみるのもおすすめ。

繰り返しの構成を理解してきたころに「次は何かな?」と一緒に考えると、読み聞かせがより楽しくなります。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖電車や乗り物が好きなお子さん

車掌さんのアナウンス、号車ごとのお客さん…と、電車の旅の雰囲気が味わえます。乗り物好きのお子さんには特にツボにはまる一冊です。

📖くり返しの展開を楽しめるようになってきたお子さん

同じ流れが続く中に毎回ちがう仕掛けが入っているので、「また来た!」という安心感と「今度は何?」というワクワクが同時に楽しめます。リズムと笑いが好きなお子さんにはとことんハマります。

📖おはなし絵本に慣れてきたご家庭

リアルで鮮やかな動物たちのイラスト、リズミカルな繰り返しの文章で、テンポよく読み進められます。読み聞かせでも、一人読みでも楽しめた一冊です。

おわりに

リアルテイストなのに、しっかりキャラクターとしてのかわいさがあり、だけどかわいすぎずシュールな雰囲気が漂っている。

『ピザとも』や『ムシてつ』ともまた違う雰囲気の緻密な描き込みに目を奪われる一冊でした。

息子もこの絵本を読んでしばらくは、バナナを見ると「おさるのれっしゃのキップだね」と言って嬉しそうにしていました。

👇記事内でも紹介した、牛窪良太さんの絵本はこちらもおすすめです

『ムシてつ』白泉社

『ピザとも』白泉社

⚾絵本じゃないけれど、作者さんの野球愛を詰め込んだ、「世界一わかりやすい野球の入門書」(私調べ)もおすすめです。

『やきゅうのずかん』白泉社

📘今回紹介した絵本はこちら

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【絵本レビューまとめ】8月に紹介したおすすめ絵本10冊|親子で楽しんだ絵本記録

2026年8月に紹介したおすすめ絵本10冊

2026年8月は、10冊の絵本を紹介しました。

月刊まとめ 絵本 アイキャッチ

2026年8月|4歳と楽しんだ絵本レビューまとめ10冊

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

①パン好き・おばけ好きの3〜5歳頃のお子さんに

②体を動かしながら絵本を楽しみたい3〜5歳ごろのお子さんに

③おばけが気になり始めた4歳前後のお子さんに

④シュールな笑いが好きな4歳頃からのお子さんに

⑤食育や家庭菜園に興味が出てきた4歳前後のお子さんに

⑥野菜や植物への興味が広がり始めた3〜5歳頃のお子さんに

⑦学校や園への行き渋りが気になり始めたお子さんと保護者に

⑧探し絵も物語もじっくり楽しみたい4歳前後のお子さんに

⑨寝る前の読み聞かせを習慣にしたい1〜4歳頃のお子さんに

⑩長く愛される名作絵本を親子で楽しみたい3歳前後のお子さんに

🥖8/3『おばけのパンやさん』いちよんご/教育画劇

【こんな子・ご家庭におすすめ】
パン好き/おばけ絵本が好き/食べ物やパン作りに興味がある子

『おばけのパンやさん』は、夜になると開店する不思議なパン屋さんを舞台にした絵本です。

元パン職人の作者が描くパン作りの工程は細部までこだわりが詰まっていて、切り絵で表現された36種類のパンにも思わず見入ってしまいます。

おばけたちはかわいらしく、怖さよりもワクワクする雰囲気

わが家でもパンがずらりと並ぶ見開きを何度も眺めながら、「どれにしようかな」と親子で楽しめた一冊です。

👻8/5『おばけダンス』作:おむすびひろば 絵:新井洋行/白泉社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
ダンスや体遊びが好き/おばけ絵本に興味がある子/怖い絵本が少し苦手な家庭

『おばけダンス』は、かわいいおばけたちと一緒に踊りながら楽しめる参加型の絵本です。

リズミカルなフレーズに合わせて体を動かしているうちに、読み聞かせが自然と遊びの時間へ変わっていきます。

タイトルは「おばけ」とついていますが、怖いシーンはないのでご安心を

わが家でも何度も読み返しながら、親子でにぎやかな時間を過ごした一冊です。

🐰8/7『うさこちゃん おばけになる』作:ディック・ブルーナ 訳:まつおかきょうこ/福音館書店

【こんな子・ご家庭におすすめ】
おばけごっこ好き/一人読みを始めた子/怖くないおばけ絵本を探している家庭

おばけになってみたいと思ったうさこちゃんが、シーツをかぶって友だちを驚かせるお話です。

怖いおばけではなく「おばけごっこ」がテーマなので、小さなお子さんでも安心して楽しめます。

リズミカルな文章とブルーナカラーのはっきりした色使いも魅力。

わが家のおばけが苦手な息子でも最後まで楽しめた一冊でした。

🍙8/10『にぎりめしくんとのりむすびくん』てぶ/ポプラ社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
お弁当好き/シュールな笑いが好きな子/親子で何度も読み返せる絵本を探している家庭

「自分の具って何だろう?」と悩んだおにぎりたちが、自分探しの旅へ出るちょっと不思議な物語

カラフルな世界観の中には、お弁当のおかずや小ネタがぎっしり散りばめられ、読むたびに新しい発見があります。

めちゃくちゃ笑えるのに、最後には友情のあたたかさもしっかり残る一冊。

ちょっときざっぽいクサいせりふがくせになり、親たちもハマってしまった作品です。

🍅8/14『ジャッキーのトマトづくり』作:あいはらひろゆき 訳:あだちなみ/ブロンズ新社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
トマト好き/植物を育てることに興味がある子/食育を楽しみたい家庭

ジャッキーが種まきから毎日大切に育てるトマト。

その成長を見守る姿と、大雨の中でも守ろうとする一生懸命さが心に残る一冊です。

野菜が育つ流れを自然に知ることができるので、食育の入り口にもぴったり。

わが家でも園でトマトを育てた経験と重なり、以前よりも興味を持ってじっくり楽しめるようになりました。

🥒8/17『やさいのはな なんのはな?』構成・文:宮崎祥子 写真:網野文絵/岩崎書店

【こんな子・ご家庭におすすめ】
野菜好き/植物や花に興味がある子/親子でクイズを楽しみたい家庭

スーパーではよく見る野菜も、花になるとまるで別の植物。

そんな意外な姿を写真で楽しめるクイズ形式の科学絵本です。

「これ、何の花だろう?」と親子で予想しながらページをめくって盛り上がれる一冊。

大人でも思わず驚く花が多く、知っている野菜なのに新しい発見がいっぱい。

読み終えたあとには、食卓の野菜を見る目が少し変わる、そんな絵本でした。

☔8/19『せかいはすきであふれてる』大森裕子/KADOKAWA

【こんな子・ご家庭におすすめ】
行き渋りがある子/猫が好きな子/子どもの気持ちを理解したい家庭

学校も宿題も全部いや。

そんな少年が、自由な猫にあこがれながら少しずつ心を動かしていく物語です。

作者・大森裕子さんの実体験をもとに描かれており、子どもの本音だけでなく、親として寄り添う姿勢にも心を打たれました。

わが家では、最初に読んだときと数か月経って読んだときで反応が違い、同じ絵本でも成長によって受け止め方が変わることを実感しました。

読み聞かせをしながら親子で気持ちを話し合うきっかけにもなります。

🏠8/21『ぼくのへや』伊藤ハムスター/KADOKAWA

【こんな子・ご家庭におすすめ】
探し絵好き/自分だけの宝物を集めるのが好きな子/絵本に深いテーマを求める家庭

アライグマのぼくは、「きれい好きなはずなのに部屋が散らかっている」と悩み、大切なものを手放してしまいます。

しかし空っぽになった部屋で落ち着けず、宝物を取り戻す旅へ。

天国や深海、宇宙をめぐる探し絵の楽しさはもちろん、「自分らしさとは何か」を考えさせてくれる物語が印象的でした。

親子で絵を眺めながらゆっくり読みたい一冊です。

🐼8/24『パンダおやすみたいそう』いりやまさとし/講談社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
寝る前に落ち着きたい子/体を動かす絵本が好きな子/寝る前の読み聞かせを習慣にしたい家庭

『パンダおやすみたいそう』は、パンダと一緒にゆったり体を動かしながら深呼吸を重ね、少しずつ眠りへ向かっていく絵本です。

激しく体を動かすのではなく、ストレッチのような優しい動きなので、寝る前の時間にもぴったり。

わが家では息子よりも読んでいる親のほうがあくびが止まらなくなってしまうほど、穏やかな空気になる一冊でした。

やわらかなイラストにも癒やされます。

🐛8/28『はらぺこあおむし』作:エリック・カール 訳:もりひさし/偕成社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
しかけ絵本が好き/曜日や数字に親しみ始めた子/長く楽しめる定番絵本を探している家庭

小さなあおむしが食べながら成長し、美しいちょうへと生まれ変わるロングセラー絵本。

穴あきしかけや鮮やかな色彩、曜日や数字に自然と親しめる工夫など、世代を超えて愛される理由が詰まっています。

わが家では図書館で出会ってからしばらく時間が経ち、ようやく本棚に迎えた一冊。

改めて読み返すと、子どもの頃には気づかなかった物語の始まりや色彩の美しさなど、新しい発見がありました。

息子の反応

今月紹介した中で特に印象に残っているのが、私がほしくてたまらなくて買った絵本『にぎりめしくんとのりむすびくん』と、息子が珍しく本屋で名指しをしてほしがった『はらぺこあおむし』です。

前者は本当に偶然の出会いで、インパクトのある表紙とシンプルなタイトルにひとめぼれして立ち読みをしてみたら、あまりのおもしろさにほしくなってしまい、数か月経っても熱が冷めずに購入したという経緯があります。

絶対息子が好きだし、毎ページ大笑いだろうなと思って読み聞かせるのがワクワクでしたが、ギャグ絵本なのにちゃんとストーリーがあるので、初回は意外にも真剣に眺めていました

二回目からは小ネタを見つけてはずっとケラケラ笑いながら読んでいます。買ってよかった。

そして『はらぺこあおむし』は、いつも本屋さんに行くと「これ」とジャケ買いする息子が、ほしい絵本を聞かれたときに珍しく近くにある絵本たちに目を向けず「はらぺこあおむしがほしい」と名指ししてきた作品。

2歳のときに一回読んだきりでしたが、友だちの家にあったり、園にもあるのでしょうか。

歌を覚えてきてYoutubeで動画を見たいと言ってきたり、あおむしをお世話してちょうちょにするゲームをやったりと、絵本以外でもじわじわとはらぺこあおむしとの交流がありました。

そんなこんなで手に入れた『はらぺこあおむし』でしたが、なんとカラボからちょっとはみ出します。

でもぶつかるほどははみ出ていません。だけど息子は気になって押し込もうとします。そんなこともレビューにちょっと書いていたりします。

 

そしてその絵本棚として使っているカラボの記事もおすすめなのでぜひ👇

📚絵本がどんどん増えてきたご家庭へ
200冊以上の絵本を持つわが家の”超簡単・高コスパ”なリアル収納はこちら👇

まとめ

2026年8月は、おばけ、野菜、自分の気持ちと向き合う絵本など、幅広いテーマの絵本を10冊紹介してきました。

7月に発売されたばかりの『ゆうびんしゃのあかぽん』も含めた「がんばる!のりものえほん」シリーズのまとめ記事や、kodomoe(コドモエ)の定期購読を一年間続けてみた感想などの記事も出しています。そちらもぜひ見に行ってもらえたらうれしいです。

📚今月紹介した絵本まとめ

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📚わが家の絵本記録について

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4歳半ごろまでに800冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

「どんな絵本を選べばいい?」
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