3歳からひとり読み*息子と入学までに絵本1000冊を目指す記録

自宅所有約200冊・読書経験700冊以上の絵本好き親子が実際に読んだ絵本だけをレビュー!

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【絵本レビューまとめ】7月|4歳と楽しんだおすすめ絵本10冊(読み聞かせ記録)

2026年7月|4歳と楽しんだ絵本レビューまとめ(全10冊)

2026年7月は、10冊の絵本を紹介しました。

月刊まとめ 絵本 アイキャッチ

2026年7月|4歳と楽しんだ絵本レビューまとめ10冊

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

①はたらく車が好きで、ごみ分別や社会のしくみに興味を持ち始めた3歳ごろからのお子さんに

②笑える言葉遊び絵本を探している3〜5歳ごろのお子さんに

③ラッコや水族館が好きな3歳ごろからのお子さんに

④重機やはたらく車が好きな3〜5歳ごろのお子さんに

⑤どうぶつのまねっこを楽しみたい1~4歳ごろのお子さんに

⑥はたらく車(特に郵便車)が好きな3〜5歳ごろのお子さんに

⑦おはなし絵本をじっくり楽しめる4〜6歳前後のお子さんに

⑧文字に興味を持ち始めた食べ物好きのお子さんに

⑨文字やことばあそびを楽しみ始めた4歳前後のお子さんに

⑩シュールな笑いと関西弁のテンポを楽しめる3〜5歳ごろのお子さんに

🚛7/3『ごみしゅうしゅうしゃのぽいすけくん』作:正高もとこ 絵:鎌田歩/岩崎書店

【こんな子・ご家庭におすすめ】
はたらく車好き/ごみ収集車が好きな子/生活ルールを自然に学んでほしい家庭

海辺の町で働くごみ収集車のぽいすけくんは、ある日スプレー缶火災の事故現場を目撃してしまいます。

それ以来、ごみを集めることが怖くなってしまいますが、仲間たちの言葉に支えられながら少しずつ前を向いていきます。

はたらく車の魅力を楽しみながら、ごみ分別の大切さや誰かの仕事への感謝の気持ちにも触れられる一冊。

わが家でも、ごみ処理や清掃工場への興味を広げるきっかけになりました。

💩7/5『DJうんち』作:しおひがり 絵:チョーヒカル/白泉社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
ことばあそびが好き/うんちネタで笑える子/リズム遊びや音楽が好き

タイトルだけ見るとインパクト抜群ですが、中身はリズムと言葉遊びを思い切り楽しめる一冊でした。

「うんちっ」と声に出すだけで音楽のように聞こえてきたり、テンポの良いフレーズに合わせてシュールなイラストが展開したりと、大人まで引き込まれます。

わが家でも読むたびに自然とリズムに乗ってしまい、親子で何度もページをめくりたくなる絵本になりました。

🐚7/7『でしいりすいぞくかん』コンドウアキ/小学館

【こんな子・ご家庭におすすめ】
水族館が好き/笑える絵本が好き/親子で楽しく読み聞かせしたい家庭

「ラッコに弟子入りする」というユニークな発想から始まる、コンドウアキさんらしいやさしいユーモアあふれる一冊です。

ラッコーチと過ごす一日は笑いどころがたっぷりで、かわいい絵とテンポのよい会話に自然と引き込まれます。

わが家でも繰り返し読みたくなるお気に入りとなり、ここからコンドウアキさんの作品を集めるきっかけにもなりました。

読後はほっこり温かい気持ちになれる絵本です。

👷7/10『もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり』長崎慎吾/童心社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
はたらく車好き/工事現場に興味がある子/乗り物絵本を探している家庭

お祭りを目前に控えたぽんぽこ寺で、橋が壊れてしまう大ピンチ

もぐらけんせつの仲間たちは、ビーバー材木店と力を合わせて新しい橋づくりに挑みます。

ショベルカーやクローラクレーンなど多彩な重機が活躍し、迫力あるイラストと丁寧な説明で、工事の流れが自然とわかります。

お祭りや花火の場面も描かれていて、はたらく車の絵本でありながら季節感もたっぷり

親子でページを行き来しながら細かな発見を楽しめる一冊でした。

👅7/13『まねまねっこ』たなかしん/白泉社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
動物好き/まねっこ遊びが好きな子/ファーストブックを探している家庭

『まねまねっこ』は、いぬやさる、うさぎなど、さまざまな動物の動きをまねしながら楽しめる絵本です。

文章は短く、くりかえしの展開なので、小さな子でも自然とページに引き込まれます。

わが家では4歳の息子も夢中になり、シンプルな内容ながら最後まで笑顔で楽しめました。

読むだけでなく、一緒に体を動かせるのも魅力の一冊です。

📮7/15『ゆうびんしゃのあかぽん』作:正高もとこ 絵:鎌田歩/岩崎書店

【こんな子・ご家庭におすすめ】
はたらく車好き/自分と比べて落ち込みやすい子/シリーズ絵本を楽しみたい家庭

体が小さいことを理由にからかわれてしまう郵便車「あかぽん」が、自分にしかできない仕事を見つけていく物語です。

仲間たちの言葉に励まされながら前を向く姿が丁寧に描かれ、思わず応援したくなるストーリーです。

シリーズ作品を読んでいると登場車たちの言葉にも深みを感じられ、わが家でも次の展開を楽しみにページをめくる一冊になりました。

🥞7/17『パンケーキ100まい たべたいの』石川えりこ/ポプラ社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
猫好き/パンケーキや食べ物の絵本が好きな子/少し長めのおはなし絵本にステップアップしたい家庭

「パンケーキを100まい食べたい」と願う女の子が、材料集めの旅に出るおはなしです。

道中では黒猫に導かれ、仲間の猫たちが次々と増えていきます。

繰り返しの楽しさと、歌のような心地よい言葉のリズムが魅力。

ふんわり優しい絵柄に癒やされながら読み進めていると、最後には思わずクスッとしてしまう展開が待っています。

わが家でも予想外の結末までしっかり楽しめた一冊でした。

🍴7/22『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』原案:みねよう 作:さいとうしのぶ/リーブル

【こんな子・ご家庭におすすめ】
食べ物が好き/ひらがなに興味がある子/親子で言葉あそびを楽しみたい家庭

『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』は、「あ」から「ん」までの食べ物と言葉あそびを楽しめるロングセラー絵本です。

ストーリーはありませんが、リズムのよい繰り返しと細かく描き込まれたイラストに引き込まれます。

100ページ越えの厚めの本ですが、見開きの半分はイラスト、文章も繰り返しでテンポが良いので、見た目はどの重さはありません。

眺めるたびに新しい発見があり、食べ物や言葉への興味を自然に広げてくれる一冊です。

🐒7/24『どじょうすくいのさるです。』作:平田昌広 絵:平田景/国土社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
ひらがなが好き/クイズやことば遊びが好きな子/親子で参加型の読み聞かせを楽しみたい家庭

濁点や半濁点を付けたり外したりするだけで、言葉も場面も大変身。

『どじょうすくいのさるです。』は、そんな日本語のおもしろさを親子で楽しめることば遊び絵本です。

ページをめくる前に予想したり、変化した言葉に笑ったりと、自然と会話も弾みます。

わが家でも何度も読み返した一冊で、最後の見開きは毎回じっくり眺めたくなるお気に入りの場面になっています。

🍚7/29『こんぶのぶーさん』岡田よしたか/ブロンズ新社

【こんな子・ご家庭におすすめ】
食べ物キャラが好き/シュールなユーモアが好きな子/読み聞かせで一緒に笑いたい家庭

『こんぶのぶーさん』は、昆布巻きのぶーさんが漫才師を目指し、相方探しのオーディションを開くユーモア絵本です。

海から現れる昆布や、個性豊かな参加者たちなど、ページをめくるたびに「なんでやねん」とツッコミたくなる展開が続きます。

関西弁のテンポも心地よく、読み聞かせでは親の方が笑ってしまうことも。

読み終わったあとも、不思議と何度も開きたくなる一冊でした。

息子の反応

『こんぶのぶーさん』は、わが家が岡田よしたかさんにハマったきっかけの絵本でした。

顔などをつけてキャラクター化したりせず、ただただリアルな昆布が出てくる衝撃の内容に、初読の時は息子は驚きながらも目を離せない様子。

再読した時はもう「岡田よしたかさん慣れ」していたので、最初から最後まで大爆笑。

『どじょうすくいのさるです。』も、息子が大ハマりしたシリーズ。なんと書店で偶然サイン本を手に入れました

そして、今月の目玉は7/14発売の『ゆうびんしゃのあかぽん』。

はたらく車が大好きな息子は、書店で平積みされていた『パトカーのうーたくん』に出会ってから、このシリーズのとりこになり、結局4巻全てお迎えしたのですが、その最新刊が出ました。

実は最新刊を予約して購入するのはこの絵本が初めて。親子で発売日をワクワクしながら待つ、貴重な体験になりました。

 

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まとめ

気付けば2年以上読み続けているkodomoe(コドモエ)の付録や、ハッピーセットで気に入っていた絵本など、書籍化された絵本をたくさん紹介した月でした。

「え、これ書籍化されていたの!?」と驚き、早くレビューしたくてたまらず、公開スケジュールのやりくりが大変な月でした。

ぜひみなさんも手に取って楽しんでください✨

📚今週紹介した絵本まとめ

***

📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳で400冊以上を読み、ひとり読みもスタートしました。

4歳になってから昨年末までで700冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

「どんな絵本を選べばいい?」
「読み聞かせってどう続けるの?」

そんな日々の悩みに寄り添えるような、
リアルな読み聞かせ記録として更新中です📖

絵本好きさん同士でおすすめを共有できたら嬉しいです📖
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『こんぶのぶーさん』レビュー|「なんでやねん」が止まらない!昆布巻き漫才師のシュール絵本

こんぶのぶーさん|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

ツッコミ所ばかりで、目が離せない。

そんな絵本があります。

リアルな昆布巻きが、漫才師を目指す話。

説明するほどおかしくなる。

でも読み終わったらまた読んでしまう、そんな絵本です。

こんぶのぶーさん 絵本 アイキャッチ

『こんぶのぶーさん』ってどんな絵本?

  • タイトル:こんぶのぶーさん
  • :岡田よしたか
  • 出版社:ブロンズ新社
  • はじめて読んだ月齢:3歳7か月
  • ページ数:28ページ

★この絵本の魅力まとめ
・何者かわからないのに目が離せないシュールな主人公
・「なんやねん」ツッコミが止まらない怒涛のボケ展開
・関西弁ならではのテンポとリズムの気持ちよさ

👉何歳からがおすすめ?:公式対象年齢の記載なし。息子は3歳7か月で読み聞かせからスタート。4歳6か月の再読時には一人読みもしていました。

あらすじ

昆布巻きのぶーさんは、まんざいしをめざすことにしました。さっそく町のあちこちに相方募集の張り紙をはって歩きます。いよいよはじまった相方オーディション。めざしに、あずき、ゆでたまご、モンブラン。なかなかぴったりの相方はみつかりません。やる気をなくしたぶーさんがだらけていると……?

この絵本に出会ったきっかけ

2021年時点で累計30万部突破という、岡田よしたかさんの「たべもの絵本」シリーズ。

タイトルは聞いたことがあっても、実際に読んだことはありませんでした。

たまたま訪れた実家近くの図書館に、『ちくわのわーさん』『おいものもーさん』と並んで『こんぶのぶーさん』が置いてあり、試しに一冊読んだら即ハマり。

その場で3作一気に読み聞かせしました。

その数日後、息子が

こんぶのぶーさんよみたい

と。この前読んだばっかりだしまあそのうち借りるか…なんて思っていて数か月。

予約した絵本を取りに図書館に行ったらたまたま棚に並んでいたので、「そういえば」と借りてきました。

この絵本の見どころ・感想

※実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

本物の昆布巻きが主人公という衝撃

表紙は演芸場のような背景、その真ん中にいるのは顔もない本物のような昆布巻き

出演者や演目を書く「めくり」には、作者さんの名前が書いてあります。

ページをめくると、その昆布巻きがじょうろで盆栽に水をあげています。

真ん中に巻かれたかんぴょうが、手になっているようです。

なんだこれは。

この「なんでやねん」な展開が28ページずっと続きます。

冒頭だけでツッコミが追いつかない

物語は犬が海を眺めているところから始まります。

次のページに進むと、

ざざ――と うみから でてきたのは
こんぶのぶーさんでした。

という一言とともに、本当に昆布が海からざざ――と出てきています。

昆布のサイズは隣に描かれている家ぐらい巨大で、近くにいる犬も大きな口を開けて吠えています。

ぶーさんはその犬に吠えられながら「ぶーっ」という音をたてながらずるずると歩いていきます。

そしていい天気なので昼寝しようとベンチにかぶさると、昆布なので乾いてカチカチに。

こらまた なんちゅうこっちゃ。
カチンコチンに なってしもたがな。

冒頭だけでこの密度。

何からツッコめばいいのかわからないのに、引き込まれてしまいます。

オーディションメンバーがまた個性的

なんやかんやあって、昆布は昆布巻きになり、漫才の相方を探すオーディションを開催します。

集まってくるのが、めざしにあずきにゆでたまご、モンブラン。それぞれが個性豊かで、ここも「なんでやねん」の連続です。

岡田よしたかさんの別作品『ぼくらはうまいもんフライヤーズ』に登場するキャラクターと思われるメンバーも出てきます。

息子は再読時に、

うまいもんフライヤーズにでてきた!

と気づいて大喜びでした。他作品も知っている読者へのご褒美みたいな仕掛けがうれしいシーンです。

関西弁のテンポが気持ちいい

最初から最後まで、ずっと関西弁で続くストーリー。

関西弁のリズムが読み聞かせにぴったりはまり、声に出すと楽しい絵本の筆頭です。

テンポよく読めるので、読み手も飽きません。

何歳から楽しめる?

公式の対象年齢は記載なし。

息子が初めて読んだのは3歳7か月

最初に読んだときから集中して聞いていて、数日後には「またよみたい」と自分から言ってきました。

4歳6か月の再読では一人読みも楽しんでいました。

体感では3歳半ごろから、「なんでやねん感」を一緒に楽しめるようになると思います。

読み聞かせのコツ

関西弁は思い切って

ぶーさんのセリフは、思い切って関西弁で読むと子どもの反応が変わります。

「こらまた なんちゅうこっちゃ」など、感情の高まるセリフは特に力を入れて。

イントネーションが合っているか、など細かいことは気にせずにテンション高く読むのがコツです。

ページをめくる前に「次どうなるんやろ」と一緒に考える

オーディションのシーンで「次はだれが来るんだろう?」と予想してからページをめくると、子どもと一緒に楽しめます。

正解しても外れても盛り上がるので、繰り返し読みにもおすすめです。

「本物の昆布巻き」と比べてみる

お惣菜屋さんや夕飯で昆布巻きを見かけたとき、「ぶーさんだ!」となること間違いなし。

息子は昆布巻きを見るたびに「ぶーさん!」と言うようになりました。食育にもなってる…のかな。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖声に出して笑いたいご家庭

関西弁のリズムと予想外の展開のオンパレードで、読み聞かせしながら親も笑ってしまいます。読んだ後しばらくは関西弁が口癖になってしまうかも…?

📖シュールなユーモアが好きなお子さん

「昆布が漫才師を目指す」という時点で説明不能なのに、読めば読むほどぶーさんが愛おしくなります。「なんでこうなった」を楽しめるお子さんにぴったりです。

📖岡田よしたかさんのシリーズが好きなご家庭

他作品と合わせて読むとさらに楽しさが広がります。シリーズをそろえて読み比べるのもおすすめです。

おわりに

昆布巻きが漫才師を目指すだけで、こんなに引き込まれるのかと。

岡田よしたかさんの「たべもの絵本」シリーズは、どれも同じテンションで突き進むのに、毎回ちゃんと違う面白さがあります。

読み聞かせしながら、親の方が笑っている時間が長かったりします。

実家近くの図書館に感謝しています。あの日岡田よしたかさんの3冊に出会えてよかった

関西弁のテンポ感を感じたい人はぜひ読んでみてください。

わが家も今度シリーズ作品の『うどんのうーやん』を読んでみようね、と話しています。

岡田よしたかさんのおすすめ絵本

👇この絵本に出てくる揚げ物(に似たキャラ?)はこちらから
『ぼくらはうまいもんフライヤーズ』(作者・出版社同じ)

👇同じように昆布が出てくるおはなしはこちら
『おにぎりにはいりたいやつよっといで』佼成出版社

📘今回紹介した絵本はこちら

おうち時間がもっと楽しくなる絵本|夏休みにもおすすめ絵本まとめ

暑くて外遊びできない日にも!夏休みのおうち時間におすすめの絵本

夏休みは、子どもにとって待ちに待った長いお休み

でも親にとっては、

「今日は何して過ごそう?」
「暑くて公園にも行けない……」
「テレビや動画ばかりになってしまう」

と悩む日も増えてきます。

わが家でも長期休みがくると、「今日は何して過ごそう?」と悩む日があります。

そんなときに何度も助けられたのが絵本です。

絵本は読むだけではなく、一緒に体を動かしたり、「なんで?」を調べたり、言葉遊びで笑ったり、親子で気持ちを話したりと、おうち時間をぐっと豊かにしてくれます。

今回は、夏休みによくある困りごと別に、おすすめの絵本をご紹介します。

おうち時間絵本 アイキャッチ

夏休みのおうち時間といっても、その日の子どもの様子はさまざまです。

「今日は体を動かしたい!」
「何か新しいことを知りたい!」
「なんだか元気がない……」

そんな気分に合わせて絵本を選ぶだけでも、おうち時間の過ごし方はぐっと広がります。

ぜひ、その日の親子にぴったりな一冊を見つけてみてください。

※おすすめ年齢は出版社公式ではなく、実際に親子で読んだ中で「特に楽しめた」と感じた年齢をもとに記載しています。

「なんで?」が止まらないときは、知りたい気持ちを満たす絵本

夏休みは時間がたっぷりある分、子どもの「なんで?」「どうして?」も倍増しがち。

そんなときは、知りたい気持ちをぐっと受け止めてくれる絵本が頼りになります。

「一緒に調べてみようか」と絵本を広げると、親子で楽しく深掘りできます。

『くみたて』田中達也/福音館書店

👉おすすめ年齢:2歳~

ミニチュアを使った「見立て」作品で知られる田中達也さんの初絵本。

洗濯ばさみや歯ブラシなど、身近な日用品がまったく別のものに見えてくる発想が楽しく、創造性が刺激されます。

「これは何に見える?」「△△を作るには何を使う?」と、そのまま身の回りの物で見立て遊びに発展するので、おうち時間の遊びのきっかけにもなります。

▶身近なものが大変身!創造力が広がる『くみたて』レビュー

『パンのずかん』作:大森裕子 監修:井上好文/白泉社

👉おすすめ年齢:3歳~

パン屋さんでよく見るパンたちが大集合した絵本。

リアルなイラストと分かりやすい説明文で、細かすぎず未就学児でも絵を見て楽しめます。

調理方法や形で分類されていて見やすく、パンの名前の横に国旗がついているのもおもしろいポイント。

「国旗って何?」と新しい興味につながることもあります。大森裕子さんのずかんシリーズには、おかしやおすし、いぬやねこなどもあります。

▶パン好き大喜び!図鑑デビューにもおすすめ『パンのずかん』レビュー

『やさいのはな なんのはな?』構成・文:宮崎祥子 写真:網野文絵/岩崎書店

👉おすすめ年齢:3歳~

タイトルと同じ文章でクイズ形式が進む写真絵本。

大人が見ても半分以上は知らない花が出てくるほど、意外な野菜の顔が楽しめます。

ヒントつきなので「これはなんだろう」と親子で予想し合いながらじっくり読めます。

答えのページでは、野菜のどの部分を食べるのかも紹介されていて勉強になります。

▶親子でクイズを楽しめる!『やさいのはな なんのはな?』レビュー(準備中)

『かみなり』作・構成:小杉みのり 監修・写真:武田康男/岩崎書店

👉おすすめ年齢:4歳~

雷ってどうやってできるの?という疑問に、実際の写真とともに答えてくれる絵本。

雲の発生から雷が落ちるまでの工程がわかりやすく書かれていて、なんとなく知っているけど子どもに説明するのは難しい、そんな雷について一緒に学べます。

ぎっしり書かれた解説ページもあるので大人も読み応えがあります。

▶雷の「なぜ?」「どうして?」がわかる『かみなり』レビュー

『うかぶかな?しずむかな?』作:川村康文 写真:遠藤宏/岩崎書店

👉おすすめ年齢:3歳~

野菜やおもちゃなど身の回りのものを水槽に入れて、浮かぶか沈むかを予想する写真絵本。

実際に浮かんでいる・沈んでいる状態を写真で確認できるのが魅力です。

読んだあとにバケツやお風呂で試してみると、絵本と実体験がつながるおうち遊びのきっかけにもなります。

▶おうち実験にもぴったり!『うかぶかな?しずむかな?』レビュー

家の中で退屈してきたら、探し絵・しかけ・参加型絵本

「つまんない」「何かしたい」という声が聞こえてきたら、読むだけではなく、一緒に遊べるような参加型絵本の出番です。読み聞かせというより一緒に遊ぶ感覚で楽しめる絵本を集めました。

『きょうりゅうかくれんぼ』作:アレックス・ラティマー 訳:聞かせ屋。けいたろう/KADOKAWA

👉おすすめ年齢:3歳~

恐竜が「やっほー!」と声をかけてきて、一緒にかくれんぼをするストーリー。

ステゴサウルスやティラノサウルスなど有名な恐竜がポップな色使いのかわいいイラストで登場するので、恐竜が怖くて苦手……という子にも読んでほしい一冊です。

探し絵の難易度はちょうどよく、ヒントがあれば3歳でも楽しめるレベルです。

▶恐竜好き必見!親子で夢中になる『きょうりゅうかくれんぼ』レビュー

『100ぴきかぞく』古沢たつお/大日本図書

👉おすすめ年齢:3歳~

すべての見開きに必ず100匹の猫が描かれた絵本。種類も柄も性格もバラバラで、みんな名前がついているので「推し猫」を探す楽しみ方もできます。問題以外にもお気に入りを見つけながら何度でも楽しめる一冊です。

▶推し猫探しが止まらない!『100ぴきかぞく』レビュー

『ぐるぐるカレー』矢野アケミ/アリス館

👉おすすめ年齢:1歳~

鍋をかき混ぜるシーンで絵本をぐるぐる回すしかけが楽しい参加型絵本。

野菜を切るときの擬音など、カレー作りの工程も一緒に体験できます。

読んだあとに本物のカレー作りに誘ってみると、食育にもつながる一冊です。

▶絵本を回して遊べる!『ぐるぐるカレー』レビュー

『うみの100かいだてのいえ』いわいとしお/偕成社

👉おすすめ年齢:4歳~

洋服がバラバラになってしまったお人形が、海の底に伸びる100階建ての建物を探検するストーリー。10階ごとに縦の見開きになっていて、ページをめくるたびに自分も一緒に進んでいく気分になります。冒険要素と探し絵の両方が楽しめて、数字にも自然と親しめます。

▶探し絵も数字も楽しめる!『うみの100かいだてのいえ』レビュー

『ぼくのへや』伊藤ハムスター/KADOKAWA

👉おすすめ年齢:4歳~

自分の部屋からなくなった「大切なもの」を探しに旅へ出る、探し絵も楽しめる物語絵本。

天国や深海、宇宙など不思議な世界を巡るカラフルなイラストには細かな描き込みがたくさんあり、ページを眺めているだけでもワクワクします。

「本当に大切なものって何だろう?」と、親子で自然に話すきっかけにもなる一冊です。

▶探し絵も物語も楽しめる『ぼくのへや』レビュー(公開準備中)

『ねるじかん』鈴木のりたけ/アリス館

👉おすすめ年齢:3歳~

『大ピンチずかん』の鈴木のりたけさんによる絵本で、リアルテイストのイラストで描かれる子どもの妄想や夢の世界が楽しい一冊。とんでもなく細かい描き込みの中から目当てのものを探す探し絵の難易度はかなり高め。読み終わった後にある仕掛けのせいで、すぐまた最初に戻りたくなります。

▶細かすぎる探し絵が楽しい!『ねるじかん』レビュー

遊びながら言葉に親しみたいときは、言葉遊び絵本

「勉強」ではなく、「面白い!」から始まるのが言葉遊び絵本の魅力。

笑いながら声に出して読むうちに、自然と言葉や文字への興味も育っていきます。

『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』原案:みね よう 作:さいとうしのぶ/リーブル

👉おすすめ年齢:3歳~

「あっちゃんあがつく」「いっちゃんいがつく」とあいうえおで始まるお菓子や料理がテンポよく登場する全144ページの絵本。

繰り返しのフレーズで読みやすく、ポップでリアルなイラストが「これ食べたい!」という気持ちを引き出します。

濁音・半濁音もあるので、ひらがなを覚え始めた頃の練習にもなります。

▶食べ物いっぱい!ひらがなが楽しくなる『あっちゃんあがつく』レビュー

『ぱんつくったよ。』作:平田昌広 絵:平田景/国土社

👉おすすめ年齢:3歳~

「ぱん、つくったよ。」「ぱんつ、くったよ。」

区切る場所で意味が変わってしまう「ぎなた読み」がテーマの絵本。

変わってしまった文章を可視化したイラストがおもしろく、ページをめくるたびにクイズのように楽しめます。

シリーズになっていて、一冊はまれば次々と手が伸びます。

▶親子で大笑い!ぎなた読みを楽しむ『ぱんつくったよ。』レビュー

『いちごりら』作:麻生かづこ 絵:かねこまき/ポプラ社

👉おすすめ年齢:2歳~

ゴリラがいちごを食べると「いちごりら」、カバがすいかを食べると「すいかば」——果物×動物が合体していく絵本。リアルテイストのイラストで描かれるシュールな生き物たちに、大人はじわじわ、子どもは大爆笑の一冊です。最後のページには衝撃の展開が待っています。

▶シュールすぎてクセになる!『いちごりら』レビュー

『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』シゲタサヤカ/白泉社

👉おすすめ年齢:3歳~

商店街の食べ物たちが優勝を目指してしりとり大会に参加するストーリー絵本。

「ん」のつく食べ物が退場処分になるルールが絡んで、お店に大変なことが起きてしまいます。

しりとりとストーリーが両方楽しめて、次は何が出るかなと読み進めたくなる一冊です。

▶しりとりが物語に!笑って楽しめる『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』レビュー

『ひともじいれかえあそび ぼくとばく』鈴木のりたけ/小学館

👉おすすめ年齢:3歳~

文字を一字入れ替えると現実ではありえない文章になってしまう遊びを、さりげないストーリーとともに楽しめる絵本。

その文章を可視化したイラストが秀逸で、テンポよく最後まで読めます。

次に紹介する『たべもんどう』の予習にもピッタリな一冊です。

▶一文字変えるだけで大変身!『ぼくとばく』レビュー

『たべもんどう』鈴木のりたけ/ブロンズ新社

👉おすすめ年齢:4歳~

探し絵、文字の入れ替え、早口言葉、回文など、いろんな言葉遊びを一冊で楽しめる絵本。

リアルテイストのイラストで少し不思議な雰囲気もありますが、そのじわじわとした感じが笑いを誘います。

早口言葉は大人でも難しいレベルで、繰り返し読むうちに上達が実感できます。

▶さがし絵・回文・早口言葉まで!『たべもんどう』レビュー

 

暑くて外に出られないときは、体を動かせる絵本

猛暑日や雨の日は、おうちで元気が有り余ってしまうことも。

そんな日は、絵本を読みながら一緒に体を動かしてリフレッシュしてみませんか?

親子で笑いながら楽しめる「たいそう絵本」を集めました。

『だるまさんが』かがくいひろし/ブロンズ新社

👉おすすめ年齢:0歳~

だるまさんが「どてっ」「ぷしゅー」「びよーん」と色んな動きをするので、それをまねして楽しむ絵本。

赤ちゃんから楽しめるファーストブックとして有名ですが、4歳になっても笑いながら同じ動きをするほど長く使える一冊です。

▶赤ちゃんから大笑い!体を動かして楽しむ『だるまさんが』レビュー

『まねまねっこ』たなかしん/白泉社

👉おすすめ年齢:0歳~

動物たちと一緒に、ベーっと舌を出したり、ぱっちり目を見開いたり。

親子でまねっこ遊びを楽しめる参加型絵本です。

シンプルな繰り返しなので、小さなお子さんでも一緒に体を動かしながら楽しめます。

▶動物と一緒にまねっこ遊びを楽しむ『まねまねっこ』レビュー

『ぺんぎんたいそう』齋藤槙/福音館書店

👉おすすめ年齢:1歳~

左に子どもペンギン、右に大人ペンギンが見開きで並んで一緒に体操をする構成なので、自然と親子で並んで動くきっかけになります。

福音館書店の公式が動画を出しているので、動画を見ながら一緒に楽しむのもおすすめです。

▶親子で一緒に体を動かそう!『ぺんぎんたいそう』レビュー(公開準備中)

『パンダおやすみたいそう』いりやまさとし/講談社

👉おすすめ年齢:1歳~

寝る前にぴったりな、ゆったりした動きが特徴の体操絵本。

後半に向けてだんだん眠くなるような動きを取り入れているので、寝かしつけ前にも使えます。

ふんわりした優しいタッチの絵と、小さい子でもまねできるシンプルな動きが魅力です。

▶寝る前の親子時間にも!『パンダおやすみたいそう』レビュー(公開準備中)

『Little Yoga』作・絵:Rebecca Whitford、Martina Selway    /Henry Holt Books for Young Readers

👉おすすめ年齢:2歳~

英語絵本ですが、簡単な単語ばかりなので難しくありません。

色んな動物の動きをまねするヨガの絵本で、片足立ちやカエルジャンプなどいろいろな動きが出てきます。

2歳頃から動きをまねし始め、3歳頃にはほとんどの動きを一人でもできるようになります。

▶英語で楽しくヨガに挑戦!『Little Yoga』レビュー

休み中だからこそ、親子でゆっくり話したい気持ちの絵本

毎日忙しいと、子どもの気持ちについてゆっくり話す時間は意外と少ないもの。

時間に余裕のある夏休みだからこそ、絵本をきっかけに「今日はどんな一日だった?」と話してみませんか。

夏休みが終わる頃の不安や、登園・登校への気持ちの揺れなど、普段は言葉にしにくい気持ちも、絵本のキャラクターを通じて「この子どんな気持ちかな?」と橋渡しをしてくれます。

『あなたのすてきなところはね』作:玉置永吉 絵:えらしらみちこ/KADOKAWA

👉おすすめ年齢:2歳~

わが子の素敵なところをひとつずつ伝えていく絵本。

読んでいるうちに涙が出てきそうになる、子育て中の親に刺さる一冊です。

面と向かって気持ちを伝えるのが照れくさいというパパ・ママにも、絵本を通して想いを届ける手段になります。

▶わが子を思わず抱きしめたくなる『あなたのすてきなところはね』レビュー

『いまのきもちはどんないろ?』えがしらみちこ/KADOKAWA

👉おすすめ年齢:2歳~

楽しい時はどんな色?悲しい時はどんな形?

気持ちを言葉にできない時期の子におすすめの絵本。

同じ色のものを思い浮かべても、みんな違う気持ちを持っているということが自然とわかります。

自分の気持ちに向き合ったり、友達との感じ方の違いに気づくきっかけになる一冊です。

▶気持ちを言葉にするきっかけに『いまのきもちはどんないろ?』レビュー

『ポケモンのしま』ザ・キャビンカンパニー/小学館

👉おすすめ年齢:3歳~

初代151匹だけが登場する絵本で、ザ・キャビンカンパニーさんが描く独創的でカラフルなポケモンの世界が広がります。

子どもだけが入れるポケモンの島を舞台に、「進化」を使って時の流れを描いたストーリーは、成長とともにいつかは変わってしまうものへの切なさと優しさが同居していて、大人にも深く刺さる一冊です。

▶親子で心に残る成長物語『ポケモンのしま』レビュー

『せかいはすきであふれてる』大森裕子/KADOKAWA

👉おすすめ年齢:4歳~

やることなすことうまくいかない少年が、「猫と入れ替わりたい」と願うところから始まる物語。

不登校というほどではないけどなんかつまんない、夏休みが楽しすぎて学校に戻りたくない、そんな気持ちの子にぜひ読んでほしい、心がふっと軽くなる絵本です。

▶新学期が不安な子にも届けたい『せかいはすきであふれてる』レビュー(公開準備中)

まとめ|絵本一冊で、おうち時間はもっと楽しくなる

夏休みのおうち時間を充実させようと思うと、「何か特別なことをしなければ」と考えてしまいがちです。

でも実際は、絵本一冊あるだけで、

  • 「なんで?」を一緒に考える時間
  • 夢中になって遊ぶ時間
  • 言葉遊びで笑う時間
  • 体を動かしてリフレッシュする時間
  • 親子で気持ちを話す時間

など、その日の子どもの様子に合わせて、さまざまな過ごし方ができます。

「今日はどの絵本にしようか?」

そんな会話も、きっと夏休みの思い出の一つになるはずです。

ぜひ、その日の気分に合わせて、お気に入りの一冊を手に取ってみてください。

関連記事

「もっとたくさんの絵本を読みたい」「いろいろな作品を気軽に試してみたい」という方には、図書館の活用もおすすめです。

わが家では800冊以上の絵本を図書館で借りてきました。

実際に続けて分かったメリットや活用方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

***

📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳ごろからはひとり読みもスタートしました。

4歳半ごろまでに800冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

「どんな絵本を選べばいい?」
「読み聞かせってどう続けるの?」

そんな日々の悩みに寄り添えるような、
リアルな読み聞かせ記録として更新中です📖

絵本好きさん同士でおすすめを共有できたら嬉しいです📖
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『どじょうすくいのさるです。』レビュー|濁点ひとつで大変身!親子で笑えることば遊び絵本

どじょうすくいのさるです。|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

てんてん(濁点)ひとつで、世界が大きく変わります。

「どじょうすくいのるです。」に濁点をつけると、「どじょうすくいのるです。」

たった一文字変わっただけなのに、頭の中の景色までガラリと変わります。

平田ご夫妻の言葉遊びシリーズ、今回ご紹介するのは濁音・半濁音がテーマの一冊です。

どじょうすくいのさるです。 絵本 アイキャッチ

『どじょうすくいのさるです。』ってどんな絵本?

  • タイトル:どじょうすくいのさるです。
  • :平田昌広
  • :平田景
  • 出版社:国土社
  • はじめて読んだ月齢:4歳7か月
  • ページ数:32ページ

★この絵本の魅力まとめ
・濁点・半濁点ひとつで激変する言葉の面白さ
・ありえない場面を丁寧に描くユーモアたっぷりのイラスト
・クイズ形式でことば遊びを楽しめる参加型の読み聞かせ

👉何歳からがおすすめ?:出版社公式は保育園・幼稚園〜小学校中学年ごろ。息子の初読は4歳7か月。シリーズの他作品よりも正解率が高かったです。

あらすじ

「どじょうすくいのさるです。」の「さ」に濁点をつけると「ざるです。」に変わります。濁点・半濁点を付けたり取ったりすることで意味が大きく変わることばが次々に登場する、ことば遊び絵本です。

この絵本に出会ったきっかけ

帰省先で偶然出会った『ぱんつくったよ。』をきっかけに、平田ご夫妻の言葉遊びシリーズを読み進めていたわが家。

そんなある日、お気に入りの本屋さんでサイン本を発見

大好きなシリーズなのでいつか買いたいなと思っていたので、これはチャンスとすぐ購入しました。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

サイン本ならではの「特別なページ」

表紙には、ほっかむりにざるを手に持ったTHE・どじょうすくいスタイルのさるが大きく描かれています。

表紙裏の見開きには、どじょうすくいをするさるの姿が。でも、すくったどじょうには逃げられています。

ですが、わが家が持っているサイン本では、次のページに、その逃げたどじょうが登場します。

サイン本 どじょうが逃げる姿

逃げるどじょうがかわいい。

息子、毎回「どじょういた!」と喜んでます。サイン本を買えて、本当によかったです!

ことば遊びのルールが親切

シリーズ共通の「はじめに」ページで、今回の遊び方がちゃんと説明されています。

テーマは濁音と半濁音

どじょうすくいの さるです。

に濁点をひとつつけると、

どじょうすくいの ざるです。

このルール説明が本編の前にあるので、初めての読者でも迷わず遊びに入れます。

浦島太郎もピザも大活躍

本編では、まず最初に浦島太郎と乙姫様が登場します。

たまてばこを あげました

「玉手箱を開けないでください」と言われたのに、次のページには

たまてばこを あけました

でおじいさんに…。

その後も「くき→くぎ」「ダンス→たんす」「ガラス→カラス」、半濁音も入って「ひざ→ピザ」「パン粉→はんこ」と、ページをめくるたびに現実ではありえない場面が続きます。

それをしっかり可視化してくれるイラストのユーモアがたまりません。

どの場面でも息子は大爆笑でした。

クイズ形式で読み聞かせも盛り上がる

「どこにてんてんがつくかな?」「どこにまるがつくと思う?」と聞きながら読むと、ただ読むだけではなく「考えながら」楽しむことができます

全部ひらがなで書かれているので、カタカナが読めなくても楽しめます。

最後のページが最高すぎる

よこいちれつで まえに すすめ!

というページをめくると……

見開きいっぱい、100羽以上のすずめ。

よこいちれつで まえに すずめ!

になっていました。

息子が一番気に入っているページがこちらです。

読み終わった後に、

まえの ページの すずめは なんわ いるでしょう?

とクイズもあるので、ぜひ一羽ずつ数えて挑戦してみてください。

ちなみに、表紙裏でどじょうをすくえなかったさるが、裏表紙側ではある方法でゲットしています。こちらの小ネタもお見逃しなく。

 

何歳から楽しめる?

出版社公式の対象年齢は保育園・幼稚園〜小学校中学年ごろ

息子の初読は4歳7か月

濁点・半濁点を付け外しするというシンプルなテーマがわかりやすかったようで、シリーズの他作品に比べて正解率が高かった一冊です。

文字に興味が出てきた4歳前後から、特に楽しめると思います。

読み聞かせのコツ

クイズで止まりながら読む

「どこにてんてんがつくかな?」と一度止まって考えさせてから、めくる。

この「ため」が笑いのツボになります。

正解してもハズレても、次のページで大ウケ。テンポよく進むより、じっくり楽しむ方がこの絵本には合っています。

ページを何度もめくって確認する

クイズが難しい場合は「どこがかわったかな?」と入れ替わり前後のページをめくって確認するのもおすすめです。

濁音、半濁音はあいうえお表よりも文章の方が理解しやすい(わが家調べ)ので、ぜひ活用してみてください。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖ひらがなを覚え始めたお子さん

濁点・半濁点に気づき始める時期にぴったりの一冊。全文ひらがなで書かれているので、文字への興味を遊びながら育てられます。

📖読み聞かせにちょっと変化を出したいご家庭

クイズ形式で読めるので、子どもが「参加できる」読み聞かせになります。「次は何になる?」とやりとりしながら読む楽しさは格別です。

📖平田ご夫妻の言葉遊びシリーズが好きなご家庭

『ぱんつくったよ。』など他作品に比べてルールがシンプルで、シリーズ入門としてもおすすめ。正解できる喜びが、次の一冊への意欲につながります。

おわりに

濁点ひとつで「さる」が「ざる」になる。

たったそれだけなのに、こんなにページをめくるのが楽しい絵本になるんだと、毎回驚かされます。

本屋でサイン本に出会えたのも、素敵な思い出になりました。

逃げたどじょうで毎回笑う息子を見て、この一冊買えてよかったなと思います。

濁点ひとつで広がる言葉遊びの世界を、ぜひ親子で楽しんでみてください🐦

👇区切る場所で意味が変わる!?シリーズ1作目はこちら


『ぱんつくったよ。』

📘今回紹介した絵本はこちら

***

📚わが家の絵本記録について

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息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
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今まで800冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

「どんな絵本を選べばいい?」
「読み聞かせってどう続けるの?」

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『あっちゃんあがつくたべものあいうえお』レビュー|読める喜びと食べる楽しさが広がる言葉あそび絵本

あっちゃんあがつく たべものあいうえお|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

図書館で息子が選んできた、144ページの分厚い絵本

正直「最後まで読めるのかな」と思いました。

ところが息子は、自分で声に出しながら最後まで読み切ってしまったのです。

「あ」から「ん」まで、食べ物のイラストと言葉あそびがぎっしり詰まった図鑑のような絵本。

寝る前にさらっと読む感じではないけど、時間のある日にじっくり楽しみたい一冊です。

あっちゃんあがつくたべものあいうえお 絵本 アイキャッチ

『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』ってどんな絵本?

  • 原案:みねよう
  • :さいとうしのぶ
  • 出版社:リーブル
  • はじめて読んだ月齢:4歳3か月
  • ページ数:144ページ

★この絵本の魅力まとめ
・69音すべてが食べ物とつながる言葉あそび
・パッケージネタも盛り込んだリアルなイラスト
・144ページじっくり楽しめるボリューム

👉何歳からがおすすめ?:公式3歳〜、息子は4歳3か月で初読。文字が読めるようになってから、一人読みでハマりました。

あらすじ

2001年の発売から発行50万部を超えるロングセラー。うたって、あそべて、たのしめる愉快な「たべものあいうえお」。「あ」から「ん」まで濁音・半濁音を含む69音すべてが登場し、名前の頭文字で「ことばあそび」も楽しめます。

この絵本に出会ったきっかけ

最初に見つけたのは図書館。

見た目のボリューム感から、正直「これ、読み切れるのか…?」と不安でした。

でも息子は一人で文章を読み上げながら、最後まで読み進めていました。

それから少し経って、別の図書館で再会。

「借りたい」と本人が言うので、もう一度借りてくることに。

寝る前にはちょっと不向きだけど、休日にごろごろしながら読むのにぴったりでした。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

表紙からあふれる食べ物たちの存在感

表紙には「あっちゃんあがつく」の文字が吹き出しに囲まれて、赤字で「たべものあいうえお」と書かれています。その周りを絵本に登場する食べ物たちが囲みます。

どの子も表情豊かで、見ているだけでワクワクしてきます。

表紙裏の見開きにもイラストがたっぷり描かれていて、どこに出てくるのか楽しみになります。

シンプルな繰り返しがクセになる構成

基本の文章はこんな感じ。

あっちゃん
あがつく
あいすくりーむ

いっちゃん
いがつく
いちごじゃむ

「あ」から「ん」まで、同じリズムで言葉と食べ物のイラストが並んでいきます。

ストーリーはありません。でもこの繰り返しがあるから、子どもが自分で読みやすいのだと思います。

パロディ満載のリアルすぎるイラスト

イラストはリアルなのに、顔や手足がついているのでキャラクターとしてもかわいい

実際に市販されている商品のようなイラストも多く、たとえばアイスのページでは「これジャイアントコーンかな」「あ、エッセルスーパーカップだ」なんて会話がはずみます。

キャラメルのページでは「森永のやつ!」「これサイコロの!」と、実在のパッケージのパロディがあちこちに。

ラーメンのページでは「このラーメン、おうちでも使ってるね」と、マルタイラーメンのようなパッケージを見て息子と盛り上がりました。

納豆がお椀から落ちていたり、カレールーが鍋にはしごをかけてダイブしていたり、カエルがサンドイッチを作っていたり。細かいところまで見ていくとキリがありません。

文字を学ぶ子にもうれしい工夫

息子は文字が読めるようになってから出会った絵本なので、自分でどんどん読んでいました。

50音順に言葉が並んでいて、基本はひらがな。

でもジャムやケーキみたいにカタカナで書く言葉は、近くに小さくカタカナ表記も添えられています。

文章のリズムもいいので、発語や識字の練習にも向いていそうです。

読むたびに見つかる小さな仕掛け

巻末には索引や、歌いながら読むための楽譜まで載っています。

カステラが「かすてーら」になっていたり、キャラメルが「きゃらめる あまい」と形容詞付きになっていたり。

これはリズムに合わせるための工夫のようです。

すし くいねぇー

ちょこれーと いっぱい

みたいに言葉が二つになるときは、名詞と動詞・形容詞で文字の色が分かれているのも面白いポイント。

1ページあたりの文章自体は短めでとてもリズミカル。そして隣のページはイラストのみなので、見た目の分厚さほどの読みづらさは感じませんでした。

文字に慣れていない子なら、数ページずつ何日かに分けて読むのもおすすめです。

 

何歳から楽しめる?

出版社公式の対象年齢は3歳〜

息子の初読は4歳3か月

ボリュームはありますが、一人でどんどん読んでいました。

半年ほど経って再会したときも「借りたい」と本人から申告するほどのハマりよう。

休日にごろごろしながら、じっくり読み聞かせを楽しみました。

息子は食べることが大好きなので、ページをめくるたびに「これ食べたい」「あれも食べたい」と楽しんでいました。

せっかくなので、食べたいと一番言っていたクッキーを作ってみたり。絵本で気になったものは体験させてあげたいという親心なのですが…。

「ほら!絵本にあったやつ!」と見せたら「覚えてない」と言われました。

でも「おいしい!」ともりもり食べてくれました(笑)

アイスボックスクッキー 手作り 画像

初めて作ったのでボロボロですが、
だからこそ既製品ではない証明になるはず…!笑

読み聞かせのコツ

分厚さに身構えなくて大丈夫

144ページと聞くと長く感じますが、1ページの文章量は短め。

隣のページがイラストのみだったりするので、テンポよくめくっていけます。

時間のないときは数ページだけ、余裕のあるときはまとめて、というふうに区切って読むのもやりやすいです。

好きな食べ物トークで盛り上がる

「これ食べたことある?」「うちにあるやつだ!」と、食べ物の話に自然と広がっていきます。

パッケージのパロディに気づくと、親子で「これ知ってる!」と発見ゲームみたいになるのも楽しいところ。

食べ物の名前を覚えるのにも、語彙を増やすのにも役立ちそうな一冊です。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖文字や言葉に興味を持ち始めたお子さん

ひらがな中心で読みやすく、リズムのいい文章なので発語の練習にもなります。自分で読み上げる達成感も味わえる一冊です。

📖食べることが好きなお子さん

ページをめくるたびに食べ物がずらり。「食べたい」「これ知ってる」と会話が弾みます。実際に食べに行きたくなるリアルなイラストも魅力です。

📖じっくり絵本タイムを楽しみたいご家庭

144ページのボリュームなので、お休みの日や空いた時間にゆっくり読むのにぴったり。何日かに分けて少しずつ読み進めるのもおすすめです。

おわりに

ストーリーのある絵本とはちょっと違って、図鑑のように眺めて楽しむタイプの一冊。

言葉あそびと食べ物への興味、両方を一緒に育ててくれる絵本だと感じています。

わが家では「まっちゃん まがつく まかろにぐらたん」のページがいちばん材料がそろっていたので、読んだ翌日の夕飯に登場しました。

アイスボックスクッキーも作ったので、今度はプリンを作ってみようかな…。そして、家では作れないのであんこ入りのもなかを探さないといけません。

身近な食べ物から、まだ出会ったことのない食べ物まで。

絵がきれいでわかりやすいので、言葉の勉強にも、食べ物を知るきっかけにもなる一冊です。

👇食べ物×ことばあそびの絵本はこちらもおすすめ

『おかしなおかし』作:石津ちひろ 絵:山村浩二/福音館書店

📘今回紹介した絵本はこちら

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頑張りすぎない図書館活用術|800冊読んだわが家の絵本との付き合い方

絵本800冊読んだわが家の図書館活用術|たくさん借りなくても大丈夫

2026年7月、息子は4歳。

現時点で、息子と読んだ絵本が800冊を超えました

自宅に置いている絵本は約200冊。残りの多くは、図書館や外出先で読んできたものです。

とはいえ、わが家は2週間ごとに毎回10冊借りているわけではありません

むしろ1回で3〜5冊くらい。それでも800冊読めました。

だけどもし図書館がなかったら、こんなにたくさんの絵本に出会うことはなかったと思っています。

今回は、800冊読んできたわが家の図書館との付き合い方をありのままにご紹介します。

図書館利用コラム アイキャッチ

正直に言うと、私は図書館をそんなに“頑張って”使っていません

SNSを見ていると「毎回10冊フルで借りてます!」という声をよく見かけます。

それ自体はすごいと思うし、そのスタイルが合っている方には素晴らしいことだと思います。でも、「自分もそうしなきゃ」と思う必要はないと感じています。

絵本を読むのは「ノルマ」ではなく「楽しむため」なので、

  • 借りたいものがあったから行く
  • スタッフさんのオススメを見に行く
  • 外が暑いからとりあえず涼む

目的は何でもいいのです。

わが家も「行かなきゃ!」と意気込まずに楽しく利用してきました。

もちろん「10冊借りるぞ!」と意気込んで行くのも全然アリです。

なぜ図書館派なのか

絵本を全部買うのは現実的じゃない

そもそも、なぜここまで図書館を活用してきたのかを先にお話しします。

理由はシンプルで、絵本は高いからです。

気になる絵本を全部購入していたら、たぶん破産します。

それに、本棚の収納にも限りがあります。

所有しているのが約200冊なのに、その4倍ほどの絵本を読んできた記録は、図書館があってこそ成立している数字です。

気軽に挑戦できるのが図書館の魅力

でも一番大きいのは、無料だから気軽に挑戦できるということかもしれません。

子どもが気になった絵本を持ってきても、長すぎる、難しそうといった理由から「これはやめておこう」と言わなくて済みます。

試してみて、ハマらなければ返せばいい。

その気軽さが、800冊という読書量につながっていると思っています。

ただ、無料だからといって借りたまま読まずに返すのはもったいない。わが家では、借りた絵本は必ず一度は読むようにしています。

「本を大切に扱う」ことは変わらない

図書館の本は、これまでたくさんの子どもたちが読んできた本です。

書店に並ぶ新品の絵本ほど「折れないように」「汚さないように」と神経質にならなくて済む分、子ども自身が自分でめくったり、本を扱う練習もしやすいと感じています。

とはいえ、図書館の本はすでにダメージがある場合もあるので、扱いには注意が必要です。

息子にはどんな絵本であっても「優しく扱う」を徹底しています。

 

800冊はどうやって数えた?わが家の読書記録

最初は図書館の読書ノートから

「800冊ってどうやって数えたの?」と思われるかもしれませんが、わが家では読書記録をつけています。

きっかけは図書館の読書ノートでした。

100冊ごとに記念グッズがもらえるのが楽しくて、気づけば500冊を目標に続けるようになりました。

ただ、手書きは記録漏れや検索のしづらさがあったため、途中からExcel管理へ移行しました。

今はブログ用の記録も兼ねて、外出先で読んだ本は写真を撮り、リマインダーアプリも組み合わせて管理しています。

読んだ絵本を記録するEcxel スクリーンショット

こんなかんじで記録しています。

Excelで管理していると、並び替えも簡単なので「この作者さんの絵本をたくさん読んでいるな」「この出版社はハマってたな」と分析もできて、次の絵本選びにも役立ちます。

記録は目的ではなく、楽しむためのもの

図書館は「失敗してもいい場所」でもあります。

「絶対好きそう」と思った本に見向きもしないこともあれば、何気なく手に取った一冊が大ヒットすることもあります。

買う前に試せるからこそ、普段なら選ばない絵本にも気軽に挑戦できます。

図書館で借りる絵本の選び方

わが家では主に3つの方法で図書館の絵本を選んでいます。

予約リストから選ぶ

主にSNSや絵本情報誌(コドモエなど)、そして借りてきた絵本の関連図書欄から「これを借りたい!」と思って予約することが多いです。

シリーズ絵本や、気に入った作者さん、テーマなど、好きな絵本から芋づる式に出会いが広がっていくことが多いです。

読みたかった絵本を忘れないように「借りたい絵本リスト」もリマインダーアプリで管理しています。

💡気をつけたいポイント

同じタイトルの絵本が複数存在することがあります。

リストに入れるときは、作者名や出版社まで一緒にメモしておくと安心です。

👇読みたい絵本を忘れない管理方法は、以下の記事でも紹介しています。

本棚パトロールで出会う

気になる絵本は予約しておいて、受け取りのついでに棚をパトロール

目についた絵本をパラパラめくって、良さそうなものを追加で借りて帰ることも多いです。

息子のジャケ借りも大歓迎

息子が一緒のときは、本人が手に取った絵本もそのまま借りることが多いです。

息子は私と違って思い切りが良く、表紙や背表紙だけ見て決める、ジャケ借りスタイル

自分で選んだ絵本はやっぱり愛着が違うようで、何度も「読んで」と持ってきます。

 

図書館だから出会えた絵本

SNSで見かけて予約した絵本だけではなく、たまたま棚で見つけた絵本が後からお気に入りになることもあります。

例えば当ブログでも紹介した、

は、どちらも事前にタイトルを聞いたこともなく、予約リストにも入っていなかった絵本です。

英語絵本コーナーを見ている時に見つけたり、息子が自分で棚から引っ張り出してきたり。きっかけは本当に偶然でした。

でも、図書館の棚を歩かなければ出会えなかった一冊たちです。

図書館には、目的の本をカウンターに受け取りに行くだけでは出会えない絵本があります。

だから私は今でも、予約本を受け取るついでに棚をぶらぶら眺める時間が好きです。

そして、息子と一緒に図書館に行くと、私じゃ選ばないような絵本を取ってくるので、それも楽しいです。

ちなみに『Bathtub in the Woods』は気に入りすぎて、結局後日購入しました。

わが家の図書館での絵本の借り方

図書館への行き方も、わが家なりのスタイルがあります。

図書館へ行くきっかけは、基本的にはあらかじめ予約しておいた絵本の受け取りです。

でも、それだけで帰ることはほとんどありません。

私や息子も一緒に行ける日は、必ず絵本コーナーをぐるっと一周

棚を眺めたり、息子が気になる絵本を持ってきたりしながら、新しい一冊との出会いも楽しんでいます。

コドモエやSNSで気になる絵本が増えても、一気に予約することはせず、読み切れる量に合わせて少しずつ予約しています。

図書館へ行くのは2週間に1回くらいのペースになることが多いですが、人気絵本で予約待ちが長いときや、帰省などのイベント前後は1か月以上行かないこともあります。

なので、わが家は「定期的に図書館へ行く」のを目的にしているわけではなく、「予約本を受け取りに行くタイミングで、棚との偶然の出会いも楽しむ」というスタイルで楽しんでいます。

予約のタイミングを工夫すると動きやすい

図書館をもう少しラクに使うコツとして、予約のタイミングがあります。

貸出期間は2週間、予約本の取り置き期間は1週間のところが多いです。

返却の1週間前くらいに次の予約を入れておくと、返却と予約本の受け取りを同じ日に済ませられます。

わざわざ2回足を運ばなくて済むので楽です。

借りる冊数は、少なめでちょうどいい

そんなふうに絵本を選んでいるわが家ですが、実は借りる冊数はそれほど多くありません

2~3歳頃の息子は、図書館から帰ってきた日に借りてきた絵本を全部読もうとする子でした。

寝かしつけの前に5冊以上抱えて持ってくることもあって、正直なかなかハードでした(笑)。

10冊借りたら10冊一気に読みたがるので、当時は上限まで借りるのを意識的に避けていました。

年中になった今は少し変わって、1回読んで満足するパターンも増えてきました。

定期購読の絵本と借りてきた絵本がかぶると、どちらかへの興味が薄れることもあります。

そのため今は3〜5冊くらいで調整しながら借りています。

「10冊借りなきゃ」と思わなくていい

ここで一番伝えたいことをはっきり書いておきます。

「たくさん借りるのはよくない」と言いたいのではありません。

読みたい本がたくさんあるなら、上限まで借りても全然いいと思っています。

伝えたいのは、「たくさん借りなきゃ」と意気込まなくていい、ということです。

わが家では、借りた絵本はどんな本でも一度は最後まで通して読むようにしています。

だからこそ、無理なく読み切れる冊数だけ借りるのがわが家には合っていました。

図書館の棚に並んでいる本なら、その場で少し読んでみて「これは借りたい」と思ってから持ち帰ることもできます。

もちろん、予約した本はそうはいきませんが、借りる冊数を絞ることで、一冊一冊としっかり向き合えるようになりました。

たくさん借りると、「全部読まなきゃ」と気持ちが焦ってしまったり、中には読む時間が取れないまま返却日を迎えてしまうこともあるかもしれません。

冊数が少ないと、「今日はこれにしようかな」とゆっくり選べますし、気に入った絵本を何度も読み返す時間も作りやすくなります。

気になった本を、多くても5冊前後。それくらいが、わが家にはちょうどよかったです。

目標やノルマがモチベーションになることもある

ただし、目標を作ることは悪くありません。

私自身、図書館の読書ノートで「まずは100冊」を目指していた時期がありますし、達成すると記念グッズがもらえるのも楽しみでした。

息子は缶バッジが増えるたびに帽子につけて喜んでいましたし、実際にノベルティでもらったカードホルダーには図書館カードを入れ、エコバッグは今でも図書館用バッグとして使っています。

「今月は10冊借りるぞ!」「100冊達成するぞ!」という目標が図書館通いのモチベーションになるなら、それも素敵な楽しみ方だと思います。

大切なのは、目標に追われることではなく、図書館を楽しむこと!

 

本棚が200冊でも800冊読めた理由

息子が生まれてからもうすぐ5年。

これまで800冊以上の絵本に出会いましたが、所有しているのは約200冊です。

自宅 本棚 画像

これは200冊に到達する少し前の写真

その200冊の内訳はさまざまで、図書館で気に入って購入した絵本のほか、定期購読の絵本や付録絵本、図書館での予約待ちが長く結局買いそろえてしまったシリーズ絵本なども含まれています。

本屋さんで偶然出会ったものもあるので、全部が図書館経由というわけではありません。

それでも、気になる絵本をその都度すべて購入していたら収納も家計も限界を超えていたはずです。

「まず図書館で試してみる」という気持ちが自然と身についたことで、本当に好きになった本だけが手元に残るサイクルができてきました。

そして、その中には「図書館で出会わなければ、きっと買わなかっただろうな」と思う絵本もたくさんあります。

その中でも、「図書館で借りたあと、どうしても手元に置きたくなった絵本」があります。

図書館から本棚にやってきた絵本たち

息子のお気に入りになったもの、予約待ちが長くて購入したもの、私自身が気に入って手元に残したものなど理由はさまざまです。

でも共通しているのは、図書館で出会って好きになった本

シリーズ絵本も、最初の一冊はまず図書館で借りて、気に入った物を少しずつ集めていきました。

図書館は出会う場所、本棚は帰ってくる場所

図書館と本棚は、わが家では役割が違います。

たくさんの絵本と出会うのが図書館。

その中で何度も読みたいお気に入りが、本棚に少しずつ増えていきます。

図書館で出会って、借りて、何度も読んで、そして手元に置く。そのサイクルが、わが家の絵本との付き合い方になっています。

そういえば、私が小さいころも母がよく図書館に連れて行ってくれていたそうです。

そのときも同じように、何度も借りた絵本だけを購入するスタイルだったと聞きました。母が選んで買ってくれた一冊が、『おつきさまこんばんは』。

今でもその本は手元にあって、息子に読み聞かせています。

図書館との付き合い方が、親から子へ引き継がれていくのが、なんだかうれしいなと思っています。

図書館は過ごす場所でもある

図書館は、借りるだけじゃなく「過ごす場所」としても活用しています。

住んでいる家の近くだけではなく、帰省中の長期滞在中に、暇つぶしに図書館へ行くことも。

息子は好きな本を読んで、私は自分の本を読んで、2〜3時間過ごすこともあります。

夏は涼しく冬は暖かい。最高の居場所です。

本が好きになると、「図書館へ行こう」がお出かけイベントになります。

図書館が徒歩5分圏内にあったら楽なのに…と思いつつも、その往復が運動不足の解消にもなるし、息子と歩けば時間がかかる分ちょうどいい散歩になります。

まとめ

図書館は、頑張りすぎなくていい場所だと思っています。

予約して、受け取りついでに気になった本を数冊借りて、また返す。

その繰り返しで800冊の読み聞かせができました。

図書館通いをノルマにしているわけでも、毎回10冊借りているわけでもありません。

自分たちのペースで、無理なく続けてきた結果です。

図書館は出会う場所。本棚は帰ってくる場所。

すべて借りる必要もありません。

すべて買う必要もありません。

出会って、好きになって、本当に残したい一冊だけ本棚へ。

わが家はそんな付き合い方で、たくさんの絵本と出会ってきました。

大切なのは借りる冊数ではなく、親子で楽しめるペースを見つけること。

わが家にとって図書館は、800冊以上の絵本と出会わせてくれた、これからも大切に利用していきたい場所です。

「図書館を頑張る」のではなく、「図書館を楽しむ」。

わが家が図書館の利用を続けている理由は、きっとそこにあるのだと思います。

📚 次はこちらもおすすめです

📱 借りたい絵本を忘れない!スマホでできる絵本管理術
📖 図書館で出会って、本棚に仲間入りしたお気に入りの一冊
『Bathtub in the Woods』作:西村敏雄 英訳:ロバートキャンベル/福音館書店
🌱 年齢別おすすめ絵本はこちら

***

📚わが家の絵本記録について

このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。

息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳で400冊以上を読み、ひとり読みもスタートしました。

今までに800冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。

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『パンケーキ100まいたべたいの』レビュー|増え続ける猫たちと予想外のラストが楽しい絵本

パンケーキ100まい たべたいの|あらすじ・対象年齢・見どころレビュー

「パンケーキを100枚食べたい」と言われたら、なんて答えますか?

うちの息子なら、たぶん二つ返事で「いいね、食べよう」って言うと思います。

そんなパンケーキ大好き4歳児と一緒に読んだ絵本です。

表紙からあふれるワクワク感と、ページをめくるたびにじわじわ増えていく猫たち。

ふんわり可愛い絵と、最後にちょっとびっくりする展開も楽しい一冊。

今回はそんな『パンケーキ100まい たべたいの』について、たっぷり語っていきます。

パンケーキ100まいたべたいの 絵本 アイキャッチ

『パンケーキ100まいたべたいの』ってどんな絵本?

  • タイトル:パンケーキ100まい たべたいの
  • :石川えりこ
  • 出版社:ポプラ社
  • はじめて読んだ月齢:4歳7か月
  • ページ数:33ページ

★この絵本の魅力まとめ
・100まいのパンケーキを夢見る女の子と歩く、不思議な道のり
・粉屋や卵屋をめぐるたびに増えていく、ねこたちの賑やかな行列
・ほっこりからまさかへ転がる、後味じわじわのラスト展開

👉何歳からがおすすめ?:出版社公式の対象年齢は3歳〜小学2年生。わが家の初読は4歳7か月。ボリュームのある作品でしたが、しっかり物語を追いながら最後まで楽しんでいました。

あらすじ

100枚のパンケーキを食べたいと言い出した女の子。材料を集めに出かけると、力持ちの黒猫が「せなかにおのりなさい」と声をかけてきて、不思議な旅が始まります。粉屋、卵屋とまわるたびに猫の仲間も増えていき、にぎやかな行列に。待ちに待ったパンケーキ作りの結末は、ちょっと意外な方向へ転がっていきます。

この絵本に出会ったきっかけ

『うみの100かいだてのいえ』を借りた時に、一緒に借りてきた絵本でした。

タイトルにある「100」つながりが気になったのかと息子に聞いてみたら、

どっちも100!

と勢いの良い返事が返ってきました。

そんな軽いノリで手に取った絵本でしたが、これが思いのほか大当たり。

猫もパンケーキも大好きな息子は、ニコニコしながら読み進めていました。

この絵本の見どころ・感想

※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。

空に浮かぶパンケーキが愉快な表紙

淡い水色の空に白い雲が浮かび、その真ん中で手足を大きく広げた女の子が描かれた表紙は、とてものびのびしていて開放感があります。

周りにふわふわと浮かぶパンケーキの描写もかわいらしく、パンケーキ好きの息子が惹かれた理由がよく分かりました。

絵の柔らかさと色づかいが、物語のワクワク感を自然と引き立てています。

ボリュームたっぷりの文章で最初から楽しめる

見開きになっているタイトルページからたっぷり文章が載っていて、読み応えのある構成になっています。

漢字は少し出てきますが、しっかりふりがなが振られているので安心です。

きょうは パンケーキを たべたいの。
おたんじょう日じゃないけれど、
お天気も とっても いいし
みつあみも じょうずにできたし
おいしい パンケーキを 100まい、
すごく たべたい日なの

と語る女の子の理由が、天気が良かったり、髪型がうまくいったりと日常の小さな喜びに結びついていて、とてもかわいらしいシーンです。

たくさんの猫たちと進むお店への道のり

とはいっても、100枚のパンケーキをいきなり作れる材料はおうちにはありません。

お母さんは女の子に買い物を頼みます。

すると、おつかいに出た女の子を見つけた大きな黒猫が、

ひとりで おつかいは たいへんでしょう。
わたしの せなかに おのりなさい

と声をかけてきます。ここから物語は一気にファンタジーの世界へ広がります。

粉屋、卵屋と進むたびに猫が増えていき、黒猫、白猫、卵模様の猫たちが列になって歩く姿はとてもユーモラス。

ページをめくる楽しさがずっと続きます。

猫が増えるたびに息子も「またふえた!」とよろこんでいました。

女の子と猫たちの気持ちが表現された歌が楽しい

女の子は猫の背に揺られながら、

ふっくら ふっくら パンケーキ 100まい たべたい パンケーキ
はやく たべたい パンケーキ

と歌うシーンは、リズムが心地よく、読みながら自然と声が弾みます。

一方で、猫たちが

どんな あじなの パンケーキ たべてみたいな パンケーキ

と、女の子に聞こえないような小さな声で歌います。

そうか、それが目的でお手伝いしてくれていたのか!とクスっと笑えるシーンです。

予想外のラスト

最後の展開は、息子が「おてつだいしたのにかわいそう」と猫たちに同情する意外な結末。

だけども、悲しいのではなく大人なら思わず「クスッ」としてしまうラストが待っています。

ぜひ本編でお楽しみください。

何歳から楽しめる?

出版社公式の対象年齢は3歳から

息子が初めて読んだのは4歳7か月

文章量が多く、タイトルページからしっかり文章量があり、おはなし絵本に慣れてきた子の方がより楽しめる内容です。

息子は読み聞かせ、一人読みともにストーリーの流れをしっかり追い、特にラストの展開に強い反応を示していました。

材料集めの繰り返し構成や猫たちの増加など、視覚的にも理解しやすい仕掛けが多いため、3歳ごろから読み聞かせ、4〜6歳ごろには物語としてじっくり味わえる絵本だと感じました。

読み聞かせのコツ

歌のリズムを楽しむ

女の子がパンケーキの歌をうたう場面では、少しメロディをつけて読むと子どもが自然に引き込まれます。

声の高さを変えたり、リズムを強調したりすると、物語のワクワク感がより伝わりやすくなります。

ねこたちの登場を盛り上げる

猫が増えていくシーンでは、ページをめくる前に「次はどんな猫が出てくるかな」と予想し合うのも楽しそうです。

猫たちの歌は小さな声でそっと読んであげると、子どもが秘密の会話を聞いているような気持ちになり、物語への没入感が深まります。

材料集めの場面を視覚的に

粉屋、卵屋と進む場面では、絵の中の材料や猫の数を指さしながら読むと、子どもが自然と絵を追い、ストーリーの流れを理解しやすくなります。

材料がそろっていく達成感も味わえる読み方です。

こんなお子さん・ご家庭におすすめ

📖おはなし絵本にステップアップしたいお子さん

文章量がしっかりある一冊なので、絵本に慣れてきた子のステップアップにぴったり。ボリュームがありながらも繰り返しも多くテンポの良い文章なので、最後まで楽しめます。

📖猫が好きなお子さん

黒猫、白猫、卵模様の猫まで、いろんな猫が登場します。数がどんどん増えていく行列は、猫好きにはたまらない見どころです。

📖読み聞かせで親子の会話を楽しみたいご家庭

「次はどんな猫かな」「結末はどうなるかな」と予想しながら読める一冊。読み終わったあとも感想を語り合いたくなります。

おわりに

『パンケーキ100まい たべたいの』は、女の子のちょっとした願いから始まる、ちょっとした冒険ストーリーでした。

増えていく猫たちのユーモアと、最後まで気の抜けない展開。

読み終わったら、思わずもう一度最初から開いてしまいたくなる意外なラストは必見です。

目的の絵本のついでに手に取った一冊が、わが家ではすっかりお気に入りになりました。

見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

パンケーキのおはなし絵本はこちらもおすすめ。
台所育児のあるあるが詰まった、親子どちらにも響くストーリーです。

『くうちゃんのホットケーキ』わたなべゆうこ

こちらもポプラ社の絵本です。

📘今回紹介した絵本はこちら