ノラネコぐんだん そらをとぶ|3歳と読んだ無人島サバイバル絵本
飛行機に勝手に乗り込んで、無人島でサバイバル!?
ノラネコぐんだんシリーズの中でも、場面・時間ともに展開が大きい『ノラネコぐんだん そらをとぶ』。
わが家では、息子が2歳11か月の頃に初めて読みました。
文章量が少し多いページもありますが、2歳でも読み聞かせでは最後まで飽きずに聞いてくれた作品です。
既刊12作(2026/2/28時点)でも唯一の、フォルムチェンジしたノラネコぐんだんが見られるレアなお話です。

『ノラネコぐんだん そらをとぶ』ってどんな絵本?
- タイトル:ノラネコぐんだん そらをとぶ
- 作:工藤ノリコ
- 出版社:白泉社
- はじめて読んだ月齢:2歳11か月
- ページ数:32ページ
・表紙でノラネコぐんだんが「覗いていない」珍しい構図が楽しめる
・毛が伸びてしまうというシリーズ唯一のフォルムチェンジが見られる
・無人島での1年間のサバイバル生活という大胆な展開が印象的
👉何歳からがおすすめ?:公式4・5歳~、2歳11か月の初読時にも物語の展開にくぎづけ。3歳からは一人読みもしています。
あらすじ
飛行場にあらわれたノラネコぐんだんは、かっこいい飛行機に乗りたくなり、整備中のすきにしのび込んでレバーをガッチャン。無事に飛びたつものの燃料が入っておらず、無人島に着陸することに。島で木の実や海の幸を採り、釣り竿を作って暮らし始めますが、1年も続けるうちにだんだん飽きてきて……。
この絵本に出会ったきっかけ
シリーズ刊行順では4作目、わが家では6冊目に読んだノラネコぐんだんシリーズの一冊。
図書館でなかなか予約が取れないノラネコぐんだんシリーズを、もうおもしろいから買って揃えようと思い始めた時期です。
結局この本も借りてから3か月後に夫側のおばあちゃんに買ってもらいました。
この絵本の見どころ・感想
※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。
青空と飛行機と8ぴきの構図
雲が浮かぶきれいなグラデーションの青空に飛行機が浮かび、その上に8ぴきのノラネコぐんだんが乗っています。
『ペンギンきょうだい そらのたび』を思い出すような構図で、シリーズ既刊12作の中でも表紙で「ワンワンちゃんを覗いていない」珍しい一冊です。
伸びた毛のフォルムチェンジ
『そらをとぶ』では、毛が伸びてしまったノラネコぐんだんが登場します。
シリーズの中でフォルムチェンジが見られるのはこの一冊だけ。
1作目『パンこうじょう』を読んでから本作を読むと、違いにびっくりします。
飛行場を覗くいつもの始まり
タイトルページではいつも通りワンワンちゃんの飛行場を覗いています。
ここは ワンワンちゃんの ひこうじょう。
ノラネコぐんだんが みています……
と物語が始まり、飛行機を見て
ニャー、ひこうき かっこいい ニャー、 ひこうき のりたいね
と盛り上がる姿が描かれます。
当たり前のように操縦&応答する姿に笑ってしまう
整備中のワンワンちゃん一行がいなくなった隙を見て、
ニャー、 ちょっと のってみよう
と乗り込み、当たり前のように操縦してしまうノラネコぐんだん。
ニャー、 ひこうきの そうじゅう
かんたんだね かんたんだよ
ニャー ニャー ニャー
とのんきに話しているところへ無線が入り、
ただいま じゅんちょうに ひこうちゅう どうぞ
と応答する場面も印象的です。
人の飛行機に勝手に乗っているのに、無線で「順調に飛行中」と当たり前のように応える姿に笑ってしまいます
無人島での1年間のサバイバル
無線で燃料が入っていないという衝撃の事実を知らされ、なんとか無人島に着陸。
とにかくお腹が空いたので、木の実や海の幸を採集し、飛行機の道具で釣り竿を作って魚釣り。
寝床まで作ってしまう適応力に驚きます。
しかし1年も続けていると飽きてきて……。
どうやって帰るのかは、本編でお楽しみください。
レアな姿と学びの多い一冊
無人島サバイバルというまさかの展開や、1年という時間経過で毛が伸びてしまう姿に驚きました。
そこにあるものだけで工夫し、8ぴきで協力して環境に適応する器用さやチームワークは見習うところがあります。
もちろん人のものを勝手に使ってはいけないのですが、あきらめずに帰ろうとするチャレンジ精神には学ぶ部分が多いです。
爆発シーンには「かもめ」が登場し、この「ギャー」という鳴き声が息子のお気に入り。長毛フォルムではんせいするシーンも見どころです。
何歳から楽しめる?
公式対象年齢は4・5歳から。
息子の初読は2歳11か月で、飛行機と無人島サバイバルのワクワク感が強く、読み聞かせでは最後まで集中して聞いてくれました。
今では一人読みで楽しんだり、親の元に持ってきて読み聞かせを楽しむこともあります。
読み聞かせのコツ
景色をじっくり楽しむ
青空と飛行機、自然豊かな無人島の風景など、ページを隅々まで見ると、細かい書き込みの中から新しい発見があります。
無線のシーンは声色を変えて
「ただいま じゅんちょうに ひこうちゅう どうぞ」などの無線のやりとりは、声を変えるとより楽しんでくれました。
無人島生活はテンポを変えて
木の実採集や釣りなど、ワクワクの無人島生活の始まり。
そして数ページ後には1年後の姿が。
ノラネコぐんだんのテンションの差を声の抑揚やテンポを変えて表現すると、物語の世界により深く入り込むことができます。
こんなお子さん・ご家庭におすすめ
もし“最近こんな姿が増えたな…”と感じたら、ぜひチェックしてみてください。
📖飛行機が気になるお子さん
飛行場を覗く場面や操縦シーンが多く、飛行機に興味があると特に楽しめます。無線のやりとりもお気に入りになりやすいです。
📖探検やサバイバルごっこが好きなお子さん
無人島での1年間の暮らしが描かれているので、採集や釣りなどの展開にワクワクしながら読み進められます。”あるものだけで工夫する”という考え方にも学びがあります。
📖シリーズを集め始めたご家庭
ノラネコぐんだんのフォルムチェンジや珍しい表紙構図など、シリーズの中でも特別感がある一冊として楽しめます。
おわりに
『ノラネコぐんだん そらをとぶ』は、飛行機から無人島まで展開が大きく、シリーズの中でも印象深い一冊でした。
息子の反応もよく、長く読み続けている作品です。
親としても、協力して工夫しながら暮らす姿に驚かされました。
同じテーマの絵本も別記事で紹介しています。
①ノラネコぐんだん完全ガイド(シリーズまとめ)
②最初に読むなら絶対これ!伝説のはじまり一作目。
📘今回紹介した絵本はこちら
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📚わが家の絵本記録について
このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。
息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳で400冊以上を読み、ひとり読みもスタートしました。
4歳になってから昨年末までで700冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。
「どんな絵本を選べばいい?」
「読み聞かせってどう続けるの?」
そんな日々の悩みに寄り添えるような、
リアルな読み聞かせ記録として更新中です📖
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