子どもと一緒に絵本を読む時間は、日常の中でふっと心がゆるむ大切なひとときですよね。
今回ご紹介するのは、長新太さんの名作『キャベツくん』。
一度読んだら忘れられないインパクトと、ページをめくるたびに広がる不思議な世界観に、親子で夢中になってしまう絵本です。
初めて読んだときの驚きや笑いを思い出しながら、読み聞かせのコツや、4歳児と一緒に大爆笑した場面など、作品の魅力をたっぷりお伝えします。

『キャベツくん』ってどんな絵本?
- タイトル:キャベツくん
- 作:長新太
- 出版社:文研出版
- はじめて読んだ月齢:4歳4か月
- ページ数:28ページ
・キャベツ化のイメージ図に、親子で声を出して笑える
・”生き物の一部がキャベツに”という発想と初見のインパクトが強い
・読み聞かせで間を置くと盛り上がり、クイズ形式でも楽しめる
👉何歳からおすすめ?:公式での対象年齢は記載なし。見開き当たりの文字数は多いけれど、繰り返しの展開でテンポは良いので、2~3歳ごろでも楽しめそう。4歳息子は大爆笑。
あらすじ
キャベツくんが道を歩いていると、お腹が空いてフラフラのブタヤマさんに出会います。突然「キャベツ、おまえをたべる!」と言われても慌てないキャベツくん。「ぼくをたべると、こうなる!」と空にイメージを浮かべると、鼻がキャベツになったブタヤマさんが空に浮かび……。さまざまな動物が「キャベツになった姿」で登場する、ユーモアたっぷりの一冊です。
この絵本に出会ったきっかけ
母から「長新太さんの絵本をよく読み聞かせてたなぁ」と聞いたことがきっかけでした。
その後、図書館で偶然ビッグブック版を見つけ、迫力満点のサイズに惹かれ、早速息子と一緒に読んでみることにしました。
読んでみた感想
※ネタバレを含みますが、実際に読んで感じた魅力を中心に紹介しています。
キャラクターの存在感
青と緑と黄色で描かれた広々とした景色。
その真ん中にポツンと立つキャラクター。
オーバーオール姿なのに、頭はどう見てもキャベツ。
「きっとこの子がキャベツくんなんだろうな」と思わせる、独特の存在感があります。
物語は、キャベツくんが道を歩いているところから始まります。
向こうからやってきたのはブタヤマさん。
お腹が空きすぎてフラフラで、キャベツくんが「こんにちは」と挨拶しても返事は「フー」。
そして次の瞬間、こう言うのです。
キャベツ、おまえをたべる!
このインパクト、大人でも笑ってしまいます。
キャベツくんのメンタルが強すぎる
普通なら慌てそうな場面ですが、キャベツくんは落ち着いています。
ぼくを たべると。
こうなる
そう言って空にイメージを浮かべると、鼻がキャベツになったブタヤマさんが空に浮かび、ブタヤマさんは「ブキャ!」と驚きの声。
このやり取りが何度も繰り返され、ヘビ、ぞう、クジラ、ノミ……次々に「キャベツになった姿」が登場します。
淡々と「こうなる!」と答えるキャベツくんと、大げさに驚くブタヤマさんの対比が絶妙で、ページをめくるたびに笑ってしまいます。
息子の反応がとにかく面白い
息子は特に、見開きいっぱいに描かれたクジラのページで
うわぁ!
と声を上げて大興奮。
他のページでも「ここがキャベツになっちゃってる!」と指さしたり、ケラケラ笑ったり、何度もページを戻して楽しんでいました。
背景はほとんど変わらず、畑の真ん中で会話しているだけなのに、空に浮かぶイメージがとにかく面白い。
「おまえをたべる!」と言ってきた相手に淡々と対応するキャベツくんのメンタルの強さには、私も見習いたいほどです。
何歳から楽しめる?
・息子が初めて読んだのは4歳4か月
・ストーリー構成は繰り返しが基本でシンプルだけど、見開き当たりの文量は多め
読み聞かせ:3歳ごろから/ひとり読み:4~5歳ごろからがおすすめ
シリーズ化しているので、気に入ったら他の作品にもつなげやすいです。
読み聞かせのコツ
「こうなる!」の前に少し間を置く
ブタヤマさんが「じゃあ、ヘビがきみをたべたらどうなるんだ?」と聞く場面。
ここで一拍置いてから「こうなる!」と読むと、子どもが次のページをめくるワクワク感が高まります。
クイズ形式で楽しむ
「次はどこがキャベツになると思う?」
「どんな姿で出てくるかな?」
こんな風に予想しながら読むと、子どもの集中力がぐっと上がります。
アクションを大げさに
ブタヤマさんの「ブキャ!」は、ぜひ気持ちを込めて。
大人が楽しそうに読むと、子どもも自然と笑顔になります。
こんなご家庭におすすめ
もし“最近こんな姿が増えたな…”と感じたら、ぜひチェックしてみてください。
📖ユーモアのある絵本が好きなご家庭
キャベツになった動物たちの姿や、ブタヤマさんの大げさなリアクションなど、笑いどころが満載。親子で声を出して楽しめます。
📖繰り返し構造の絵本を好むお子さん
「○○が食べたらどうなる?」「こうなる!」の繰り返しが心地よく、展開を予想しながら読む楽しさがあります。
📖想像力を刺激する絵本を探している方
空に浮かぶイメージがどれもユニークで、子どもの「次はどうなる?」という好奇心を自然に引き出してくれます。
おわりに
キャベツくんは、単純な構成ながらも強烈なインパクトとユーモアにあふれた一冊です。
ブタヤマさんの食欲にキャベツくんは勝てるのか、結末もとても面白いので、ぜひ親子で読んでみてください。
あえてレビューでは「どの動物のどこがキャベツになるのか」を詳しく書かないようにしました。
最初にページをめくったときの驚きとワクワクを、ぜひそのまま味わってほしいからです。
シリーズ作品も含め、これからもキャベツくんの世界を親子で楽しんでいきたいと思います。
最後に一つ、人間がキャベツを食べても体がキャベツにはならないことを教えてあげてください。
この絵本を読んでキャベツが怖くなってしまったらかわいそうなので……!
”にんじんをやめる”ことを決意したにんじんの話
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📘今回紹介した絵本
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📚わが家の絵本記録について
このブログでは、絵本好きの母と息子が実際に読んだ絵本だけをレビューしています。
息子と0歳から毎日、日本語1冊+英語1冊の読み聞かせを継続中。
3歳で400冊以上を読み、ひとり読みもスタートしました。
4歳になってから昨年末までで700冊以上の絵本に出会い、
入学前に1,000冊の新しい絵本に出会うことをゆるやかな目標にしています。
「どんな絵本を選べばいい?」
「読み聞かせってどう続けるの?」
そんな日々の悩みに寄り添えるような、
リアルな読み聞かせ記録として更新中です📖
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